*2020年8月のインタビューになります。
「Miss SAKEに応募したきっかけは?」
私は幼少期をアメリカ、中学から高校卒業までをシンガポールで過ごして参りました。
10年間の学生生活を通じて【国際交流を図るには自分自身が何よりも自国の事を知らなければならない】と痛感し、言語だけでなく異文化を肌で感じることで世界から見た日本、その中の一人としてのアイデンティティを培いました。
その後進学した北海道の地で、ふと訪れた居酒屋さんで頂いた燗酒の体に染み渡るような美味しさ、そして―30℃の凍えるような冬の寒さを美しいと思った、胸の弾むような感動を今でも鮮明に覚えています。
日本酒の味わいに魅了され、友人とともに訪れた酒蔵様でその歴史や醸造方法を学ぶ中、日本酒は日本の【文化】と【技術】が融合する芸術であると実感いたしました。
日本酒の魅力を、より多くの方々に知ってもらいたい。
使命感にも似た心の奥底に湧き上がる思いからMiss SAKEへの挑戦を決意致しました。
「何が魅力で応募しましたか?」
世界には、数千ものミスコンテストと呼ばれるものが存在します。
その中でもMiss SAKEは『日本酒を通じて、日本文化の魅力を国内外に発信するアンバサダー』として文化貢献活動を行うことがその存在意義に他なりません。
国税庁様、観光庁様、外務省様、農林水産省様等の七つの省庁様、日本貿易振興機構(JETRO)様や日本酒造組合中央会様等からもご後援をいただき、2013年の活動が始まって以来、⽇本国内だけでなくニューヨーク、パリ、ロンドン、ミラノ、シドニー、⾹港等、世界各国において、⽇本酒を切り⼝にした⽇本の⾷・⽂化に関する啓発や、⽇本への観光誘致活動を年間 400 件以上⾏わせていただいております。
一学生である私が日本人女性として、世界の舞台で日本の文化を発信する機会を頂けること。
あまりにも夢のような、この素晴らしいチャンスを頂けるMiss SAKEに大きな魅力を感じ、ご応募させていただきました。
「ファイナリストになってどんな変化あったのか?」
十勝で6年間という長い学生生活を送る中、同じ夢を持つ戦友とも呼べる数多くの学友とのご縁に恵まれました。
その一方でMiss SAKEへの挑戦は、職も年齢も異なり、ただ一つ『日本酒への熱い思い』を共有することのできる、志し高い女性たちとのご縁を紡いでくださりました。
世間が未知なる感染症と対峙し、あたりまえが著しく変化していく中、変わらず過ぎていく自身の日常に戸惑い焦燥感を抱く日々の中で。
お互いを励まし切磋琢磨し、最後まで走りぬく勇気と力をファイナリストの方々に教えていただきました。
2020 Miss SAKEファイナリストの皆様との出会いもまた、日本酒が紡いでくださった素敵なご縁であると大変嬉しく、有難く感じております。
そんな素晴らしい出会いは、私自身を成長させ、価値観の多様性を広げ、今後の自身の可能性を何倍にも広げてくれている、そう感じております。
「応募する前の自分と、今の自分との違い」
10年間の学生生活の中、すべての科目を外国語で学んで参りました。
小学生の間は土曜の補習授業校で一週間分の授業を受け、高校生活では週二回の【日本語授業】が私にとって日本文化に触れる唯一の時間でした。
日本文化への憧れ、その重要性を常に意識はしていたものの、海外生活の中で実際にそれらに触れることのできないもどかしさを感じておりました。
2020 Miss SAKEファイナリストとしてナデシコプログラムを通じて、日本酒の知識はもちろんの事、お着物の着付けや和髪の結い方、茶道・華道・書道、そして国際マナー等。
多岐にわたる多くの学びを得られたことは、一日本人女性として今後の私自身の人生の糧となるものであると感じております。
北海道の魅力を再認識することが出来たのもまた、ファイナリストして得ることのできた財産の一つであると感じております。
単身で訪れた北海道の地で、本当に多くの地域の方々に支えていただき、今日まで学生生活を謳歌することが出来ました。
心から有難く、思っております。
三つの海に囲まれ、雄大な山々と広大な大地を持つ北海道には見るものを魅了する四季折々の景観があります。
澄みきった空気と大自然が育んだ雪清水から生まれた日本酒と、肥沃な大地の恩恵によって作られる農作物・畜産物・海産物とのマリアージュ。
数えきれないその魅力をMiss SAKEの活動を通じて世界に発信し、北海道へ恩返しがしたいと思っております。
「あなたから見たMiss SAKEとは」
日本酒は、古くから私たちの生活と寄り添い、歴史をともに歩んできました。
お祭りごとや神事で神々に捧げられていた日本酒。
現代では人と人とのご縁を築き、私たちの素直な気持ち・感情を思い出させてくれる大切な嗜好品です。
その魅力をアンバサダーとして多くの方々に発信するMiss SAKEは、私で7代目を迎える比較的新しいミスコンテストです。
そのため、「Miss SAKEに選ばれるのはどういう女性なのか?」 その問いに絶対的な答えはありません。
私自身、2020 Miss SAKEのファイナリストとして7か月間を過ごす中、一ファイナリストとして自分にしかできないことは何であるのか、自分らしさとは何なのかを模索し、自身の人生を見つめなおすことで、一つ一つの経験に新たな意義や価値を見出すことができた気がしております。
【日本代表】という言葉の重み、その責務を通じて。 Miss SAKEの活動は私に、日本文化への誇りを再確認させ、様々な活動、様々な方々との出会いを通じて自身を成長させてくれる、生涯の財産を築いてくださいました。
同時に、 【本気の挑戦は人生を豊かに、無限の可能性を広げてくれること】を教えてくれました。
勇気を振り絞り、一歩を踏み出すことで貴方の世界は180度変わるかもしれません。
当たり前の日常が大きく変貌し、人との出会いが制限される昨今。
その一方で、人との絆、触れ合いの重要性が大きく再確認された今だからこそ、多くの方々に2021 Miss SAKEとしての一歩を踏み出していただきたい、そう思っております。
日本酒・日本文化の魅力を伝えるアンバサダーとして、共に励んで行ける素晴らしい仲間に出会えますことを、心より楽しみにしております。
Miss SAKE 応募ページ
「Miss SAKE Application / 募集要項」はこちら。
一言ではミス日本酒の魅力を言い表すことが難しいほどに、様々な理由でMiss SAKE ファイナリストは応募いただきました。
「日本酒・日本文化のアンバサダーとしての魅力」「水着審査なし、身長制限なしの魅力」などそれぞれのきっかけがあります。
”故郷と世界、日本と世界の架け橋となるアンバサダー”であるMiss SAKEにあなたの応募をお待ちしております。