皆さん、こんにちは。2025 Miss SAKE Japan 館農知里です。
3月20日(金)-21日(土)、渡辺酒造店(岐阜県飛騨市)にて開催された「蓬莱 蔵まつり 2026」に出演させていただきました。三連休の賑わいの中、地域や世代を越えて、日本酒を通じた温かな交流が広がるひとときとなりました。
「蓬莱 蔵まつり」について
岐阜県飛騨市に蔵を構える老舗酒蔵 渡辺酒造店は、代表銘柄「蓬莱」で広く知られ、「日本で一番笑顔あふれる蔵」と称されるほどの温かなもてなしと確かな酒造りで、多くの人々を魅了してきました。1870年(明治3年)創業という長い歴史を背景に、伝統と革新を融合させながら、独自の方法で日本酒の魅力を発信し続けています。その渡辺酒造店において毎年春に開催される「蓬莱 蔵まつり」は、2日間で1万人以上が訪れる同蔵最大級の人気イベントとして知られ、県内外から多くの来場者で賑わいます。飛騨の澄んだ空気と歴史ある酒蔵の美酒に囲まれながら、日本酒の魅力を五感で体験できる特別な場となっています。
会場では、振る舞い酒や酒粕詰め放題といった定番企画に加え、名物の甘酒や酒粕汁、蔵人のまかないカレー、飛騨牛の販売など、酒蔵ならではの多彩な味覚が提供されました。さらに、多数のキッチンカー出店や抽選会、餅まきといった催しに加え、お笑いステージやキッズダンス、縁日コーナーなども展開され、子どもから大人まで幅広い世代が楽しめる空間となりました。また、蔵まつり限定酒やこの日限りの特別な振る舞い酒など、来場者だけが味わえる貴重な日本酒も用意され、酒蔵が築いてきた文化の奥深さを体感できる点も大きな魅力の一つです。日本酒と地域文化、そして人々の交流が一体となった本イベントは、春の訪れを祝うとともに、来場者の記憶に残る二日間となりました。
日本酒と笑顔に包まれた二日間
今回はゲストとして参加させていただき、二日間にわたり会場内を周遊しながら、多くの来場者の皆様と交流する貴重な機会をいただきました。中でも汲み酒コーナーは終始多くの人で賑わい、蔵まつり二日間限定の純米大吟醸生原酒「号外品」をはじめ、「にごり酒 活性生原酒」や「袋吊り酒」など、普段はなかなか味わうことのできない多彩な銘柄が並びました。ワンコイン500円で気軽に楽しめることもあり、会場でもひときわ高い人気を集めていました。来場者の皆様が、飲み比べの中で和気あいあいとお気に入りの一杯を見つけていく様子が印象的でした。
会場には、20年来の蓬莱ファンの方や熱心な日本酒愛好家、地元から毎年ご家族で訪れる方々など、長年この蔵を支えてこられた方々の姿がある一方で、初めて足を運ばれた方や偶然立ち寄られた観光客の方も多く見受けられ、世代や地域を超えた日本酒文化の広がりを感じました。私自身も各銘柄のご紹介をしながら日本酒を振舞わせていただき、来場者の皆様のリアルな反応に触れることができ、非常に有意義な時間を過ごさせていただきました。
また、会場では海外からのお客様の姿も見られ、インドネシア、アメリカ、ベルギー、フランス…など、世界各地から足を運ばれていました。初めて日本酒を口にするという方も多く、「美味しい!」という素直な感動の声や、「今日ここに来られて幸運でした」といった嬉しいお言葉を頂戴し、日本酒が国や文化を越えて人と人とをつなぐ力を持つことを、改めて実感いたしました。
食とパフォーマンスで世代をつなぐ
「蓬莱 蔵まつり」の大きな魅力の一つは、世代を問わず楽しめる多彩な企画にあります。ご家族連れで来場される方も多く、会場全体が和やかな雰囲気に包まれていました。私も両日ともに、お子様に向けて、蔵の前にて風船を配布するお手伝いをさせていただきました。また、フードコーナーも大変充実しており、大吟醸メロンパンやかす汁、甘酒など、酒蔵ならではの味覚に加え、キッチンカーでは飛騨牛を使用した肉料理や鮎の塩焼きなど、地元食材を活かした多彩なメニューが並びました。来場者の皆様がテーブルを囲みながら食事と美酒を楽しむ光景が各所で見られ、賑わいを一層引き立てていました。
中でもひときわ人だかりができていたのが、酒粕詰め放題コーナーです。訪れた方々が手際よく袋いっぱいに酒粕を詰める様子は、この蔵まつりならではの光景でした。お話を伺った所、酒粕を甘酒や酒粕風呂、酒粕パックに使うという声のほか、焼いてせんべいのようにして味わうなど、それぞれの楽しみ方がある点が印象的でした。私からは酒粕チーズ鍋をご紹介しました。皆様から「美味しそう」や「ぜひ試してみたい」といった声をいただき、会話が弾む場面もありました。
さらに、食とともに楽しめるステージパフォーマンスも大きな魅力の一つです。一日目にはMiss SAKEトークショーやシャボン玉パフォーマンスが披露されたほか、二日目にはキッズダンスや、吉本お笑い芸人「デニス」のお二人による漫才が会場を大いに盛り上げました。会場となった焼酎樽の貯蔵蔵は観客で埋め尽くされ、笑い声と歓声に包まれる特別な瞬間となりました。また両日ともに、イベント終盤にゲストによる餅まきが行われ、多くの人々で賑わいをみせる中で私も参加させていただきました。食とエンターテインメントが融合した本イベントは、美酒とともに笑顔が広がる、活気あふれるひとときとなりました。
酒蔵がつなぐ、地域の未来と挑戦
一日目のステージでは、トークショーに参加させていただきました。
まずはMiss SAKEとして、ご来場の皆様に自己紹介をさせていただく貴重な機会を頂戴いたしました。
その後は、渡辺酒造店 代表の渡邉久憲氏、そして来年オープン予定の白川村初の酒蔵に入社予定の福田麻衣子氏とともに、白川村における酒蔵建設プロジェクトについてお話を伺いました。現在、この地域に戻ってくる若者は20%に満たないと言われており、その背景には、進学や就職の選択肢が都市部に集中していることに加え、地域内での雇用機会の不足や、将来像を描きにくい環境であることなどが挙げられます。
そうした現状の中で、新たな酒蔵の設立を通じて地域に新たな価値と雇用を生み出し、若者にとって魅力ある場所へとつなげていきたいという強い想いを伺いました。私自身も、一度地元や日本を離れた経験があるからこそ、外の視点を通して生まれ育った環境の価値を再発見する機会の大切さを実感しています。将来、地元を離れた人々が、ここで醸された日本酒を味わいながらその魅力を外側から再認識する―そんな光景を思い描き胸が高鳴る想いでした。
なお、現在も新入社員の募集が行われているとのことです。詳細は以下よりご覧ください。
白川村の酒蔵建築プロジェクト|note
https://note.com/shirakawamura_pj白川村の蔵(@shirakawa_kura)
https://www.instagram.com/shirakawa_kura?igsh=OXhiM3picHdoaXlp
その後は、今回限定300本で発売される「KAORU ~凛と舞う純米大吟醸~」を試飲し、会場の皆様に味わいを共有をさせていただきました。澱がらみならではの微発泡感と、フレッシュな味わい、やわらかくミルキーな甘みが調和した一本で、乾杯酒としてはもちろん、軽やかな料理と合わせる食中酒としても魅力的な印象を受けました。続いて、この限定酒2本をかけたじゃんけん大会も開催され、私もじゃんけん進行役として参加させていただきました。手を出すたびに歓声や惜しむ声が上がり、会場が一体となって大いに盛り上がる、笑顔あふれるひとときとなりました。
今回の「蓬莱 蔵まつり 2026」を通して、日本酒は単なる嗜好品ではなく、人、地域、文化を結び、さらには未来へと想いをつないでいく力を持つ存在であることを、改めて実感いたしました。世代や国籍を問わず、多くの方々が一つの空間で同じお酒を囲み、笑顔を交わす光景は、日本酒文化の本質的な価値を体現しているように感じられました。また、白川村の酒蔵建設プロジェクトのお話を通じて、日本酒が地域の未来を支える存在にもなり得ることを学びました。伝統を守るだけでなく、新たな挑戦を通して地域に価値を生み出し続ける渡辺酒造店の姿は、これからの日本酒業界を支える重要な基盤であると感じております。
Miss SAKEとして今後も、日本酒の魅力を味わいとして伝えるだけでなく、その背景にある文化や人の想い、そして地域のストーリーまで丁寧に発信してまいりたいと考えております。そして、日本国内はもちろん、海外の方々にも日本酒を通じた感動や出会いを届け、日本酒がつなぐ輪をさらに広げていけるよう努めてまいります。
2025 Miss SAKE Japan 館農知里






































