皆さま、こんにちは。
2023 Miss SAKE 千葉 齋藤ひかりです。
5月24日に白鶴酒造様の銀座天空農園にて、2023 Miss SAKE 秋田 高橋凜さんと「白鶴錦」の田植えイベントに参加させて頂きましたのでご報告いたします。
毎年6月に実施されていた銀座天空農園の田植えですが、日照時間を調整するために、今年は例年よりも3週間早い5月下旬の田植えとなりました。前日23日は雨天だったこともあり当日のお天気が心配されましたが、当日は雲一つない晴天で田植え日和でした。
東京の中心でお米を育てる!白鶴銀座天空農園の歴史
東京・銀座から日本酒文化をの情報を発信できないかという想いから、2007年より東京支店の屋上での酒米造りプロジェクトが始まりました。
プランター100基での栽培から始まり、現在は約110平方メートルの田んぼが屋上に広がっております。
場所が屋上であることから、通常の土より軽くて少ない量での栽培が叶う軽量土を使用しています。
収穫された白鶴錦は日本穀物検定協会にて穀物検査を受けており、東京の登録米ではないお米が受けられる最高評価の2等級の評価を受けています。
2013年より、こちらで獲れた白鶴錦を100%使用して造った日本酒も製造されています。収穫できるお米の量に限りがあるため、毎年銀座近郊の店舗のみで限定40本が販売されております。
また、銀座天空農園では近隣の小学生や日本語学校に通う海外からの留学生向けに田植え・稲刈り体験も行っており、天空農園は食育や日本の伝統文化を学ぶ場所としても活躍しています。
天空農園での田植え体験
田植え作業を始める前に、天空農園のチームリーダーである山田様より田植えの注意事項を伺いました。
長靴に履き替えて帽子を被り、いざ田んぼへ!
2週間程前にナデシコプログラムで伺った際は、田起こしがまだ完了していなかった田んぼはすでに代掻きも完了し、稲を植えられるのを待っている状態になっていました。
早速白鶴錦の苗をいただき、苗を植える目印となるロープに合わせて田植え作業を行います。5、6本の稲をまとめて鉛筆を持つようにして持ち、田んぼの底に指が当たるくらい深く苗を押し込みます。植えた稲を踏まないよう、後退りしながら作業をすすめていきました。
事前に田んぼの中は足を取られやすいとお話を伺っていたものの、実際に入ると想像以上に足を泥に取られ、重心の取り方に慣れるまでに苦労しました。大人になり土を触る機会もなくなったため、田んぼの中に手を入れる瞬間は童心に帰るようでした。
実際に手作業での田植えを今回経験させていただき、農作業の大変さを身をもって知ることができました。日頃頂いている日本酒が出来上がるまでの裏に、色々な方の手間や想いが詰まっていることを改めて感じます。
当日は白鶴酒造様の社員の方や多くの方が田植え体験に参加され、大変賑やかなイベントとなりました。
今回植えた稲はこれから数ヶ月に渡り秋に収穫され、来年発売される「白鶴 翔雲 純米大吟醸 銀座天空農園 白鶴錦」に使用されます。私たちが植えた稲が収穫まで無事に育つことを心より願っております。
白鶴酒造様には今回このような貴重な体験をさせていただき、大変感謝しております。
まさか人生初の田植えを東京の真ん中で体験することになるとは思ってもいませんでした。今回の体験を通して感じたことや学んだことを胸に、日本酒や日本の伝統文化の発信にさらに貢献できるよう励んでまいります。
2023 Miss SAKE 千葉 齋藤ひかり