皆様こんにちは。
2022 Miss SAKE 東京 川上千晶です。
6月14日に白鶴酒造様の銀座天空農園にて、2022 Miss SAKE 埼玉 村田真悠さんと「白鶴錦」の田植えイベントに参加させて頂きましたのでご報告させて頂きます。
酒造りに欠かせない「米」
水と同じく、日本酒の味わいや品質に大きく影響を及ぼします。
日本酒造りに用いられるお米は、「酒造好適米」または「酒米」といい、粒の大きさや蒸米の吸水率の高さ等、食用のお米との違いが多々あります。
白鶴酒造様ではそんな日本酒の命とも言える酒米を自社で開発されています。
それが、白鶴酒造様独自開発米の「白鶴錦」です。
こちらの白鶴錦は、
- 大粒で心白が大きい
- 雑味の素となるタンパク質や脂質が少ない
- お米を磨く際に割れにくい
といった特徴が挙げられ、この白鶴錦から様々な味わいの日本酒が醸されています。
オリジナル酒米「白鶴錦」:https://www.hakutsuru.co.jp/community/hakutsurunishiki/
そんな自社独自開発米をなんと銀座の屋上農園で田植えから収穫まで全て行っているのが、「銀座天空農園」です。
“銀座から日本文化の発信を”
2007年に開始された「銀座天空農園」のプロジェクトは、まずはプランター100基から始められ、2008年に現在の形である田んぼを造成。
広さは全部で110平方メートルで、土は通常の三分の一の土量で栽培出来る軽量土が使用されています。
2009年より近隣の小学生を招き食育として田植えや稲刈り体験を実施されたり、コロナ禍以前は日本語学校の留学生向けの田植えイベントも開催されていたそう。
2013年には、この「銀座天空農園」産「白鶴錦」を100%使用した“白鶴 銀座 天空農園の酒”を発売。以来、毎年数量限定で発売されています。
第13回ナデシコプログラムでも実際に見学させて頂きましたが、今回はシーズン初めの重要な行事、「田植え」に参加させて頂けることに!
まずは田植え前に皆様にご挨拶をさせて頂き、このような貴重な機会を頂きましたことに感謝の気持ちをお伝えしました。
また、銀座天空農園チームリーダーの山田様より田植えのポイントをご教授頂き、いざ田植えに。
一歩田んぼに足を踏み入れると想像していたよりもサラッとした感触に、屋上農園という特殊な環境での田植えを想定された「軽量土」の軽やかさを実感しました。
しかし一列ずつ進めて行く度に泥に足を取られ、終盤には足を持ち上げるのに一苦労。
田植え作業の大変さや、お酒造りが如何に沢山の工程を経ているのかが、こうして実際に体験させて頂くととてもよく分かります。
梅雨らしいひんやりとした空気の中、無事に田植えを終了する事が出来ました!
田植え後、なんと昨年の白鶴錦で醸成された「翔雲 純米大吟醸 銀座天空農園 白鶴錦」を試飲させて頂けることに。
カップを持ち、口に近付けた瞬間に感じるお米の芳醇な香り。
一口頂くと口全体に優しいお米の甘みと旨み、程よい酸を感じ、また「白鶴錦」の特徴である雑味の少なさが、サラッとした喉越しの良さを実現していました。
こちらは40本限定で販売されていて、毎年すぐに完売するそうです!!
「 翔雲 純米大吟醸 銀座天空農園 白鶴錦」https://www.hakutsuru.co.jp/corporate/news/detail/20210708192332.html
私自身、早くも今日植えた苗から生まれる新しい「銀座天空農園の酒」が楽しみでなりません。
“伝統と革新”
この言葉は私が「東京という街」、そして「日本酒」という文化に感じている二つの大きなテーマです。
279年という長い歴史を有する白鶴酒造様もまた、その歴史の中で「白鶴錦」や「銀座天空農園」といった新しい挑戦を常に続けられ、「伝統」と「革新」を体現され続けていらっしゃる酒造様なのだと改めて実感致しました。
銀座という大都会での田植えは、文化の発信、また地域の小学生への食育等、「酒造り」という目的だけではない志を有しています。
この素晴らしいプロジェクトに参加させて頂き、今後Miss SAKEとして日本酒や日本文化を中心とした社会貢献をしていくにはどのように活動していけばよいのかを今一度真剣に考える、そんな機会となりました。
お世話になりました白鶴酒造の皆様、このような貴重な機会を頂き本当にありがとうございました!
末筆ではございますが、白鶴酒造様の益々のご発展をお祈り申し上げます。
2022 Miss SAKE 東京 川上千晶