Miss SAKE News/Blog

「酒造好適米 誉富士セミナー × GI(お酒の地理的表示)って何?」に2023 Miss SAKE 静岡 古橋花菜が参加いたしました

皆さま、こんにちは。
2023 Miss SAKE 静岡 古橋花菜です。

登壇者の皆様(左から、司会の神田えり子様、山下達也様、清信一様、Miss SAKE 静岡 古橋花菜、鈴木孝子様、静岡県酒造組合会長・株式会社神沢川酒造場表取締役社長の望月正隆様

 

中島屋グランドホテルにて開催された「酒造好適米 誉富士セミナー × GI(お酒の地理的表示)って何?」にご招待いただきました。

座談会形式のパネルディスカッションと、フルコースディナー付きのパーティーに参加してまいりました。

プレス向けではなく、一般消費者向けのGIセミナーは日本初ということで大変貴重な機会に参加させていただきました。

 

セミナー内容:

① 『静岡県オリジナルの酒米「令和誉富士」について』
静岡県農林技術研究所 水田農業生産技術科 上席研究員 山下達也様

 

②『地理的表示(GI)制度の概要』
静岡経済産業部商工業局 地域産業課 主査 鈴木孝子様

 

③『GI静岡って何?』
静岡県酒造組合副会長、富士錦酒造(株)代表取締役(富士宮市)清信一様

皆様、誉富士についてご存知でしょうか?

誉富士は静岡県オリジナルの酒造好適米であり、酒米の王者とも言われる山田錦の人為的突然変異によって得られた品種です。そして、その新しい酒米が「令和誉富士」です。

(令和誉富士については、こちらの記事も合わせてご覧ください。→『静岡県知事 川勝平太様を、2023 Miss SAKE 静岡 古橋花菜が表敬訪問いたしました。』

https://www.misssake.org/2023-shizuoka-courtesy-call/

登壇すると、はじめにMiss SAKEについてご紹介させていただきました。

参加者からは、私自身で振袖を自装していることに驚いたり、活動についてのお褒めの言葉をいただきました。

① 『静岡県オリジナルの酒米「令和誉富士」について』
静岡県農林技術研究所 水田農業生産技術科 上席研究員 山下達也様

山下様のセミナーでは、従来の誉富士と「令和誉富士」の違いを詳しく解説してくださいました。

特徴として挙げられたのは、3点です。

1、穂発芽(穂から芽が出てしまう状態)しにくく、穂発芽していないお米が多く収穫できる。

2、多収(たくさん収穫できる)

3、誉富士に比べて心白がちょうど良いため、大吟醸の精米に耐えることができる。

 

令和誉富士は、県内でも農業界のスターと言われる農家の方々に育てられています。清酒官能評価でも高品質であることが確認されており、今後世界に出るべきブランドであると言えます。

「令和誉富士」が登場したことは知っていても、違いまでは知らないという方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?私自身、今回のセミナーにて従来の誉富士と令和誉富士について多くの知識を身につけることができました。

 

②『地理的表示(GI)制度の概要』
静岡経済産業部商工業局 地域産業課 主査 鈴木孝子様

続いて、鈴木様よりGI制度についてお話しいただきました。

GIとは地理的表示のことで、Geographical Indicationのことを指します。

県内のGIは、三島馬鈴薯、田子の浦しらす、西浦みかん寿太郎、深蒸し菊川茶が指定されています。

そして、令和5年11月30日に静岡県産の清酒がGIに指定されました。

これにより、ラベルには「地理的表示」もしくは「GI」が明記され、産地と品質が保証されます。国内はもちろんのこと、海外の消費者にとっても地域産品を適切に選ぶことができるようになりました。

 

③『GI静岡って何?』
静岡県酒造組合副会長、富士錦酒造(株)代表取締役(富士宮市) 清信一様

静岡の清酒がGIに指定されるまでは、様々な苦労があったそうです。

静岡県酒造組合副会長であり、富士錦酒造(株)の代表取締役である清様は、平成26年(2014年)9月17日に第一回GI検討会を開催されたそうです。当時は、GIの意味があまり理解されておらず、なぜGIに指定される必要があるのか、どのようなメリットがあるのかを県内全蔵に説明する必要があったそうです。

時には、清様自らが各蔵に出向きGIの必要性をご説明されたそうです。

【GI指定のデザイン発表の様子】

日の丸を背景に、富士山、静岡の海、原料のお米が描かれた公式マークは、今年の春から「GI静岡」の審査を通過した商品の瓶に貼られて出荷されます。

セミナー後のパーティーでは、参加者でテーブルを囲み誉富士を使用したお酒を飲み比べながら日本酒にぴったりなフルコース料理を楽しみました。

 

この会場でしか飲むことができないお酒もあり、誉コーナーには次々と行列ができました。飲み比べることで感想を話し合ったり、クイズ大会を行ったり、地酒好きな参加者にとっては大変有意義な時間でした。

本セミナーについて、日本農業新聞に掲載いただきました。

本セミナーには多くの応募があったそうで、参加者は非常に高い倍率の中で当選した方々です。そして、私もMiss SAKE 静岡としてこのような機会にご招待いただき、皆様にMiss SAKEについて知っていただく機会を賜ることができました。それだけでなく、私自身GIや誉富士について大変勉強になりました。

静岡の地酒の素晴らしさを改めて感じた今回のセミナーを機に、全国そして世界に誇る「GI静岡」「令和誉富士」の魅力発信にさらなる貢献ができれば幸いです。

【2023 Miss SAKE 静岡 古橋花菜】

Instagram:https://instagram.com/misssake__kana?igshid=NGVhN2U2NjQ0Yg==

 

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