皆様、こんにちは。2024 Miss SAKE Japanの南侑里です。
2025年3月22日、23日に開催されました岐阜県飛騨古川にある渡辺酒造店様の「2025 蓬莱 蔵まつり」に参加させていただきました。
渡辺酒造店様は、創業150年以上の歴史を誇る老舗酒蔵。「蓬莱」ブランドは全国新酒鑑評会での金賞受賞や、海外の品評会でも高評価を獲得するなど、国内外で高く評価されています。
日本酒好きの皆様にとっては夢のような2日間。飛騨の地で愛され続ける「蓬莱」を醸す渡辺酒造店様の蔵開放イベントには、二日間でなんと12,000人もの来場者が集まりました。全国各地からはもちろん、海外からも多くのお客様が訪れ、日本酒を愛する人々が一堂に会する大盛況のイベントとなりました。
地域の誇りと笑顔が詰まった2日間
飛騨古川の歴史ある町並みに包まれた蔵まつりは、今年も多くの笑顔に彩られ、地域の誇りが感じられる2日間となりました。
会場に響き渡ったちんどん屋の皆様の演奏は、華やかな衣装と軽快なリズムで、どこか懐かしく温かな雰囲気を醸し出し、訪れた人々の心を和ませてくれました。まるで昔の日本にタイムスリップしたかのような情景に、飛騨古川の町並みが絶妙に溶け込み、蔵まつりならではの特別感を一層引き立てていました。
この蔵まつりの魅力のひとつは、子どもたちも楽しめるイベントがたくさんあること。餅まきや縁日、酒粕詰め放題、キッズダンス、きき酒クイズ体験コーナーなど、家族全員で楽しめる企画が充実していました。さらに、会場では子どもたちに風船をプレゼントする企画もあり、私からも来場された子どもたちにカラフルな風船をお渡ししました。
日本酒を楽しむ大人たちだけでなく、未来の日本酒ファンとなる子どもたちにも優しく開かれたイベントであることに、大変素敵だなと感じました。
さらに今年も、吉本興業の芸人の皆様によるお笑いライブも開催されました。1日目には「レギュラー」様、2日目には「オレンジ田中」様と「アンダーポイント」様が登場し、会場は笑い声と拍手に包まれました。思わず頬がゆるむような時間に、たくさんの笑顔が咲き誇っていました。
また1日目には、飛騨市長、渡邊酒造店の渡邊社長とともにトークショーに登壇させていただきました。ユネスコ無形文化遺産に登録されている「飛騨古川祭り」、そして昨年登録されたその根底にある「伝統的酒造り」について語り合い、祭りと酒、そして人とのつながりの大切さを会場の皆さまと分かち合う貴重な機会となりました。
トークショーの後半では、渡辺酒造店の人気商品「飛騨みのり」が当たるじゃんけん大会も開催!勝ち残った4名の皆様には豪華なプレゼントが贈られ、会場は大きな歓声に包まれました。
なお、この模様は中京テレビ「ぐ〜たくさん」にて生中継され、会場の熱気と感動が多くの視聴者へと届けられました。
言葉が酒を育てる——タンクへのメッセージ
今回の訪問で特に感動したのが、「タンクに言葉を贈る」という渡辺酒造店様の取り組みでした。酒造りのタンクに、「ありがとう」「おいしい」「幸せ」などの言葉をかけると、なんと酒の結晶が美しくなり、より美味しいお酒が生まれるのだそうです。まるで日本酒が、人の想いを感じ取るかのような、心温まるエピソードです。
来場者の皆様もタンクに直筆メッセージを記入できるコーナーが設けられており、私も「レギュラー」様と一緒にサインとメッセージを書かせていただきました。次回、蔵を訪れる機会があれば、ぜひ私たちのサインを探してみてくださいね。
豪華試飲コーナー
渡辺酒造店様の蔵まつりでは、販売コーナーや全酒試飲コーナー、汲み酒コーナーがあり、どこのブースも大盛況でした。特に、蔵まつり限定のお酒やどぶろくを多くの方が楽しまれていました。
最後に
日本酒は、土地の恵みと人の想いが織りなす文化の結晶。渡辺酒造店「蓬莱 蔵まつり」は、それを肌で感じることができる貴重なイベントでした。
二日間で12,000人もの来場者が訪れたことが、このイベントの魅力を物語っています。飛騨の地で日本酒を通じて、多くの方と出会い、文化を分かち合うことができたことに心から感謝しております。
渡辺酒造店の皆様、飛騨古川の皆様、そして全国各地からお越しいただいた皆様ありがとうございました。
これからも、日本酒の魅力を発信し続けながら、文化と人をつなぐ活動を続けてまいります。
2024 Miss SAKE Japan 南侑里