Miss SAKE News/Blog

「第14回雄町サミット」に2023 Miss SAKE 岡山 中島咲希と2023 Mr. SAKE 岡山 佐藤暢洋が参加して参りました

 

皆さんこんにちは。2023 Miss SAKE 岡山 中島咲希です。

盛夏の候、ホテル椿山荘東京で行われました「第14回雄町サミット」へ、2023 Miss SAKE 岡山 中島咲希と、2023 Mr. SAKE 岡山 佐藤暢洋が参加して参りました。

雄町サミットとは

“幻の酒米”と言われる「雄町」の主産地である岡山県の酒米生産者と酒蔵が、「雄町」を原料にした日本酒をより多くの方に、知ってもらい、好きになってもらいたい。という思いから開催されているイベントです。


岡山県産酒造好適米「雄町」を使用した日本酒が全国各地の蔵元から集まり、

「唎き酒会」(飲食店・酒販店・酒造会社等限定)と歓評会の審査発表を開催します。

(雄町サミットHPより雄町サミット|JA全農おかやま (marumaru-okayama.jp)

【開催内容】

第一部

  • 唎き酒会(完全入替制:酒販店、飲食店、酒造会社対象)

 

1回目:12:30〜14:00

2回目:14:20〜15:50

 

  • 歓評会審査発表/講評 16:00〜17:20

 

第二部

懇親会(立食形式) 18:00〜20:30(受付開始17:30〜)

 

【第一部 唎き酒会/歓評会審査発表/講評】

第14回雄町サミットでは、岡山県産酒造好適米「雄町」を100%使用した日本酒が

全国37都道府県、121の酒蔵から、206点出品されました。

また、本年は7月19日に岡山県で予審を行い入賞酒を決定した後、午前中に実施した決審にて、入賞酒の中から優等賞受賞酒を決定しています。

決審にあたられました審査員の先生方をご紹介いたします

 

【審査委員長】日本酒造組合中央会 理事 宇都宮 仁様

国税庁 鑑定企画官 岩田 知子様

広島国税局鑑定官室 室長 江村 隆幸様

台湾清酒協会 副会長 第15代酒サムライ 欧 子豪様

独立行政法人 酒類総合研究所 醸造技術研究部門 副部門長 奥田 将生様

山形県産酒スーパーアドバイザー 小関 敏彦様

第14代酒サムライ EUREKA!オーナー 千葉 麻里絵様

株式会社JAPAN CRAFT SAKE COMPANY 代表取締役社長 中田 英寿様

株式会社はせがわ酒店 代表取締役社長 長谷川 浩一様

日本酒輸出協会 会長 松崎 晴雄様

岡山県工業技術センター 専門研究員 三宅 剛史様

審査は3つの区分に分けて行われました。

区分Ⅰ: 吟醸酒部門 (吟醸、純米吟醸、大吟醸、純米大吟醸)

出品点数:98蔵、125点

区分Ⅱ:純米酒部門 (純米、特別純米) 精米歩合60%以下

出品点数:44蔵、54点

区分Ⅱ:純米酒部門 (純米、特別純米) 精米歩合60%超

出品点数:20蔵、27点

 

『 第14回雄町サミット 』 歓評会 にて優等賞受賞を受賞されましたお酒の一覧はこちらから確認できます。受賞されました酒蔵の皆様、誠におめでとうございます!

『 第14回雄町サミット 』 歓評会 優等賞受賞酒

審査講評ではそれぞれの先生方が「雄町らしさ」について言及されており、とても興味深くお話を聞かせて頂きました。「雄町」は、現在広く普及している酒米「山田錦」や「五百万石」のルーツとなった品種です。「上品な苦み」や、「余韻」、「ふくらみ」といった表現で雄町の味を評価されており、大変勉強になりました。私も雄町を使った日本酒を愛する「オマチスト」の一人として、雄町の魅力を発信できるようになりたいです。

 

【第二部 懇親会】

懇親会では全国各地のオマチストの皆様、酒蔵様、生産者様、飲食店の関係の方々など、さまざまな方が集まり、雄町米を使った日本酒と岡山県の特産の料理などを味わっていただく時間となりました。

我々はMiss/Mr. SAKE岡山として、懇親会の場でインタビュアーとして壇上に立たせていただきました。

まずは岡山市 東京事務所 赤木様より岡山市のPRを行っていただきました。会場内には岡山県特産の「清水白桃」と「シャインマスカット」が用意されており、日本酒とのペアリングも楽しんでみてくださいとPRいただきました。

次に、全農岡山県本部 農産課 宰務課長様より、会場でも提供されている「晴れ寿司」のPRをいただきました。

晴れ寿司とはハレの日のおもてなし料理として岡山県民に愛され続けてきたばら寿司を現代風にアレンジした新しい郷土料理です。

いろんなスタイルで愉しんでよい郷土の味。|令和のばら寿司 晴寿司 (harezushi.jp)

晴れ寿司は上に載っている具材の一つ一つが大きいことが特徴です。まず上の具をつまみに日本酒を飲み、下のシャリをシメとしていただく楽しみ方を教えて頂きました。

次に、岡山県酒造好適米協議会の各生産部会の代表の方々8名が登壇いただき、インタビューさせて頂きました。

高島雄町米振興会 西崎会長様

JA岡山中央雄町米生産部会 大森部会長様

西大寺雄町研究会 岩本様

藤田雄町部会 国定部会長様

興除雄町研究会 坪井部会長様

JA岡山 御津雄町米生産部会 藤元 部会長様

赤坂特産雄町米研究会 片山副会長様

瀬戸町雄町部会 岡本様

特に印象的だったのは、農家様方と酒蔵の方々とで交流を持たれており、その年のお米の出来栄えについて情報交換をされるということでした。

また、個人的に気になっていた「生産者の視点でお米を磨いてほしいか磨かないでほしいのか」という質問をさせて頂いたところ、「たくさん磨いてくれた方が売り上げにつながるので磨いてほしいが、そのためには割れにくいしっかりしたお米を作らなければいけない。」という回答をいただきました。

生産者はお米を出荷するだけで酒蔵の方との交流は少ないと思っていたのですが、そうではなく、農家の方、酒蔵の方が一緒になっておいしいお酒になるように努力されていることを知り感動しました。雄町米生産者の生の声を聴くことができる素晴らしい機会をいただいたことをとてもありがたく思います。

岡山県の雄町の“今”についての情報は酒造好適米協議会様のInstagramにて随時発信なさっています。貴重な出穂の様子など、ご覧いただけますので、是非フォローしてみてください!

酒造好適米協議会 インスタグラム:https://www.instagram.com/okayama_omachist/

その後、全国各地からこの日のためにいらっしゃった受賞蔵の皆様方のスピーチがありました。受賞酒に込めた思いや、なぜ雄町米を使った酒造りをしているのかなど、普段は聞けない酒造りのお話や苦労などをお聞きすることができました。

最後に、台湾にて日本酒の普及に貢献されているマイケル・オー様、チャン・スン・イエ様へインタビューさせて頂きました。

マイケル・オー様は、台湾・台北の飲食店「Hanabi」のオーナーシェフでいらっしゃいます。

また、日本酒学講師会の台湾代表を務め、日本酒の輸入代理業や地酒専門店も経営されています。

中国・上海では、日本酒学校「OU!SAKE」を設立し、国際的な日本酒資格を学ぶ機会を多くの方へ提供されるなど、幅広いご活躍によって、2020年には第15代酒サムライに任命されています。本日の歓評会の審査員としてもご参加いただいております。

チャン・スン・イエ様は、以前、ホテル「マンダリン オリエンタル 台北」のヘッド ソムリエとして勤務されており、2012年台湾ベストソムリエ、「第16回世界最優秀ソムリエコンテスト」台湾代表選出コンテスト優勝など、数々の輝かしい受賞歴を誇る台湾のトップソムリエの1人で、現在はレストランのコンサルティング業を通じて後進育成に注力されています。

台湾では和食ブームもあり、日本酒の消費量は右肩上がりです。また、日本酒を学びたいというニーズも多く大変な盛り上がりとなっていることを教えて頂きました。一方、台湾において日本酒は食中酒としてではなく、それだけで飲まれているそうです。今日の品評会を通して、雄町米を使った日本酒と料理とのペアリングの可能性を一層強く感じたとおっしゃっており、これから台湾料理と日本酒とのペアリングをもっと推進していきたいと希望を語っていらっしゃいました。今後、台湾で地元の料理と日本酒とのペアリングを楽しめる未来を楽しみにしています。

懇親会の場では、全国各地から集結した「オマチスト」達が、雄町米を使った日本酒と岡山県の特産品を楽しまれている様子を見ることができとても嬉しく思いました。今後とも幅広い方々に「雄町」のお酒を楽しんでいただきたいです。

最後になりましたが、この第14回雄町サミットを主催・運営いただきましたJA全農おかやま様、岡山県酒造好適米協議会様、岡山県酒造組合様、第14回雄町サミットの開催誠におめでとうございます。

また、ご後援いただきました国税庁様、岡山県様、日本酒造組合中央会様、(株)アスク様、

新中野工業(株)様、(株)フジワラテクノアート様、会場にお越しくださった皆様、誠にありがとうございました。

そして我々Miss SAKEに素晴らしい機会を与えて頂きありがとうございました。岡山県の魅力の発信、岡山県の酒米、日本酒の魅力発信に努めて参りますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。

2023 Miss SAKE 岡山 中島咲希

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