皆さま、こんにちは。
2025 Miss SAKE 岡山の船戸相華です。
このたび、4月28日(月)に岡山市内で開催された、利守忠義様「山陽新聞賞」受賞祝賀会および、利守弘充様 五代蔵主継承お披露目の会に参加させていただきました。
この祝賀会は、岡山県赤磐市にある老舗酒蔵 利守酒造の四代目蔵元である利守忠義様が、「幻の酒米」と呼ばれた雄町米の復活と普及に尽力された功績により、「第78回山陽新聞賞(産業功労)」を受賞されたことを祝うために開かれました。
本来であれば受賞直後に開催される予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で延期されていたため、5年越しに実現した晴れの日となりました。
当日は、発起人代表である松田久 岡山商工会議所会頭をはじめ、関係者約140名が出席されました。
松田会頭は、「岡山発祥の酒米『雄町』の素晴らしさを全国、そして世界へ広げてくれた」と功績を讃えられ、山陽新聞社の松田正己会長からも心温まる祝辞が贈られました。
利守忠義様は、雄町米復活に懸けた覚悟と情熱を振り返りながら、「日本酒文化の一翼を担えたことは誇りであり、これからも雄町の魅力を伝えていきたい。」と力強く語られました。
また、この日は長男である利守弘充様が新たに五代蔵主に就任されたお披露目の場ともなりました。
弘充様の新たな門出に、蔵を支える皆さまより温かいエールが送られ、会場は祝福の空気に包まれました。
「雄町」は、全国でも唯一岡山県だけで本格栽培される、酒米のルーツともいわれる貴重な品種です。
復活当時、生産量が激減して「幻の酒米」と呼ばれていた時期に、利守忠義様が自ら農家一軒一軒を訪ね、地道な交渉と努力を重ねて栽培を依頼したエピソードは、今日の日本酒文化を支える大きな礎となっています。
今回、直接お祝いの気持ちをお伝えできたこと、そしてこの歴史的な瞬間に立ち会えたことに、心から感謝しています。
私自身も、利守酒造様、そして岡山が誇る「雄町」の魅力を、より多くの方に伝えていけるよう、これからの活動に一層励んでまいります。
2025 Miss SAKE 岡山 船戸相華