Miss SAKE News/Blog

2021 Miss SAKE 長野 糟谷恵理子 / 第6回ナデシコプログラムレポート

〈プログラム内容〉
  1. タレント アントキの猪木様によるご講演
  2. オペラ歌手 小川里美様によるご講義〝La professione di cantare〟
  3. 国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA) 研究開発部門主任 岩渕泰晶様によるご講義

第6回ナデシコプログラムはいつもとは少し違った雰囲気で始まりました…

炎のファイターに合わせて、試合開始パフォーマンスで登場されたアントキの猪木様。圧倒的なパワーとエネルギーにファイナリスト一同、一瞬でひきつけられ自然と手拍子をしておりました。

笑いが絶えない90分で本当にあっという間でした!

私がお話を伺って感じ取ったことは2つあります。
1つは、「0から1を作り出すこと」と「1からより大きなものにすること」の違いです。

モノマネなんて誰でもできることを仕事にしているだけ、とご謙遜されていましたが、私はお話を伺って改めて誰にでもできることではないと思いました。

かの有名な〝コロンブスの卵〟の話のように、誰かがやっているのを見るとそんなこと自分にもできると思い込みがちですが、いざ自分が先駆者となることは容易ではありません。

そのひらめきや着眼点に大きな価値があると私は思います。
たしかに0から何か生み出すことはクリエイティブでかっこよく感じますが、それと同じくらい、今あるものに独自の視点で目を向けてそれに自分らしさを加えてより大きく育てることは意味があると感じました。

2つ目は人と人の繋がりの魅力です。

アントキの猪木様のご自身の人生のお話には、数えきれないほどの数の人たちとの出逢いが散りばめられていました。私自身も、昔からの友人と新しく出会った友人に共通する趣味があって仲介するということを何度か経験したことがあるので、人と人の繋がりに美徳を感じるところに強く共感しました。

今回のMiss SAKEへの応募も、どうしても狭く固まりがちである医療の世界から抜け出て広い世界を見てみたい、違う考えを持つ人と出会いたいという気持ちが理由の一つにありました。

様々なバックグラウンド、職種の方々のお話を毎週伺っていると、医療以外の手段でもこんなにもあらゆる方法で人の命を支えることができるのだということを痛感しています。
頂いた繋がりの中で私も貢献できるように自分らしさをこれからも追及してまいりたいと思います。

オペラ歌手 小川里美様によるご講義
〝La professione di cantare〟

第二部はミスユニバースジャパングランプリであり、酒サムライとしても活躍されているオペラ歌手の小川里美様よりご講義を頂きました。

私が人生で初めてオペラを観たのは高校生の時で、新国立劇場にて「魔笛」を鑑賞しました。自分が舞台上の神秘的な世界の中にいるかのように錯覚し、終演後もその余韻からしばらく抜け出せずにいたことを今でもよく覚えています。

オペラのみならず、日本酒やお着物を広める活動、カンボジアでクラシックを志す子供たちへの支援など多方面にご活躍されている小川様。

ご自身が好きだと思ったことの共通点は?という質問に対して「人が作り出した歴史のあるものが好きです」とお答えくださいました。

そこで私はどんなものが好きなのだろうと帰宅後考えてみました。
そして出た答えは「一人一人のストーリーに触れられて、人を笑顔にするものが好き」というものでした。

日本酒も医学もそれぞれの人が持つエピソードがあって、人を笑顔にできるから私は惹かれるのだと気が付きました。また一つ自分のコアを見つけさせて頂いたご講義でした。

最先端の宇宙開発、そして人文社会との関連性

第三部はJAXA研究開発部門主任の岩淵泰晶様のご講義を受講致しました。宇宙開発の歴史と今についてのお話から、経営学の観点から考える未来への学問の意義についてお話し頂きました。

自分なりに内容を理解できるよう落とし込んだ結果、キーワードは2つ「多様性」と「民主制」にあると考えました。

漠然とした目的達成は一人では成しえない、多様性に富む多くの人々の知を集結させ、「民主制」を保ってともに学問することで成しえるものである。

ナデシコプログラムにて準備していただいている学びの機会も、自分が学び取ったことを他の方たちと共有することでより多角的な視点で知識を深めることができるのだと思いました。

インプットで慢心せず、その学びから自分の目的達成にどう生かすのか。そこまで考えることが学問であると感じました。

日本酒、日本文化の魅力を広く発信したいという目的達成のために、国内外の文化に触れてその独自性を感じ取ることで自分の文化IQを高めてまいりたいです。

本日ご講義頂いた三部の中で、“チャレンジ精神”が共通するキーワードになると感じました。

自分のライフワークがこれだ、と見つけることができたならばそれを叶えるためには誰よりも目的達成に対して積極的になる必要がある、ということをお三方のお話から学ばせて頂きました。

アントキの猪木様、小川里美様、岩淵泰晶様、このたびは貴重なお話をありがとうございました。

2021 Miss SAKE 長野代表 糟谷恵理子

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

  1. 石川酒造にて行われた【ナデシコプログラム第一回】に2024 Miss SAKE …

  2. 第13回ナデシコプログラム「キャビアとワインと環境問題」

  3. 2021 Miss SAKE 宮城 斉藤百香 第12回 / ナデシコプログラムレ…

  4. 2018 ミス日本酒 石川 尾張未奈 第3回ナデシコプログラムについて

  5. 「銀座の日本酒と歌舞伎〜文化継承への思いと、自分自身に向き合う〜」2022 Mi…

  6. 「日本人の美的感覚、思いやりの心に気づく」第6回ナデシコプログラムに参加いたしま…

Miss SAKEとは?

2024 Miss SAKE Japan ファイナリスト

2023 Miss SAKE 最終選考会 Full Movie

2023 Miss SAKE 最終選考会 ダイジェスト

Miss SAKE 応募詳細はこちら

Miss SAKE出演・講演・取材依頼

Mrs SAKE

Mr SAKE

Mr SAKE

最近の記事

PAGE TOP
Translate »