皆様こんにちは。
2022 Miss SAKE 山口 鈴木結夢です。
第8回ナデシコプログラムに関してレポートさせていただきます。
【内容】
①「理学療法士が推薦するお酒との付き合い方 」実践むくみ解消メソッド :
株式会社インダストリアル・リエイゾン 専務、Joy of Sake Tokyo 事務局、理学療法士 松井理絵子様
②FMF胎児クリニック東京ベイ幕張 代表理事・産婦人科専門医 M.D.林伸彦様
③最先端の宇宙開発そして人文社会との関連性 :
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA) 研究開発部門 主任、一般社団法人ニュースペース国際戦略研究所 理事 岩渕泰晶様
SAKE LOVER 必見!むくみ解消メソッド
本日、最初の講義は、株式会社インダストリアル・リエイゾン 専務、Joy of Sake Tokyo 事務局、理学療法士 松井理絵子様にして頂きました。
今回ご講義していただいた松井様は、現在はお酒の貿易関係のお仕事をされていますが、元々は理学療法士だったという異色の経歴の持ち主なのです!
そんな理学療法士 松井様に、お酒好きの誰もが悩みの「むくみ」の解消法を教えていただきました。
むくみは、静脈やリンパ管の流れの停滞によって上手く水分や老廃物を排出できないために起こります。そのため、血流をよくすることがとても大切です。
お酒によるむくみの原因は、血管内の脱水であるため、お酒と水分は同量以上とり、血の巡りをよくすることがポイントなのだそうです。和らぎ水の力、恐るべしです。
次に、その水によってサラサラになった血液の流れをよくするために重要な働きをするのがリンパです。さっそく、リンパの流し方を教えていただきました。
下の絵のリンパ節を意識して流すことが大事だそうです。ここで、驚きだったことは、ふくらはぎや太ももにむくみが出ていても、マッサージは足の裏から行うことです。足の親指から順番にほぐしていき、太ももの付け根まで流していきます。
お手本でしていただいた先生の力はとてもやさしくまるで撫でるようでした。足をそっと労わるようなそんなイメージですると足がまるで足が喜んでいるようでした。
美しくあるためには、自分を労わることも大切なことです。むくみが気になったら、これから実践してみようと思います。皆様もぜひ試されてみてください。
そして、松井様のもう一方のお姿、お酒の貿易関係のお話も聴かせていただきました。
全米日本酒歓評会とJOY of SAKEについてです。なんて魅力的な名前でしょう。
全米日本酒鑑評会は日本国外で最も歴史の長い日本酒品評会です。
この品評会は、利害関係の全くない公正公平なものだそうで、各酒蔵のお酒が国外でこのように厳密に評価されることにとても嬉しさを覚えました。同時に、国外の方にも日本酒の一つひとつの味の違い・日本酒とひとくくりにせず自分の好みを見つけてもらえる場があるのだと思うととても喜ばしい気持ちになります。
また、東京で行われたJOY of SAKEでは、料理やグッズの工夫により、どんどん女性客も増えたというお話を伺いました。こうしたフェスティバルが、男女ともに愛される日本酒のきっかけづくりになるのだと思うと、とてもわくわくしますね。
JOY of SAKEでは、Miss SAKEも参加しており、私もそんなきっかけづくりのお手伝いができたらなと思います。
最後に、JOY of SAKE10周年記念グッズを頂きました。このお猪口は、毎年デザインが変わるそうで、なんと“粋”な楽しみなんでしょう。毎年集めたくなりますね。
松井様、大変勉強になる講義をありがとうございました。
胎児科という概念
2つ目の講義は、FMF胎児クリニック東京ベイ幕張 代表理事・産婦人科専門医 M.D.林伸彦様にして頂きました。
まさか、胎児治療についてナデシコプログラムで勉強できるなんて、思ってもみませんでした。
私は、普段助産師として働いており、大学も現在働いている病院も、胎児治療を行っています。そのため、胎児治療自体はとても身近に感じていましたが、今回のご講義で、初めて海外の先進状況と日本の現状の違いを知りました。
最も驚いたことは、ヨーロッパには無償で受けられる胎児科があり、日本にはないということです。
妊婦健診とは、基本的にお母さんと赤ちゃんの健康を確認するための健診です。そこで、明らかな異常には診断名がつきますが、成長過程で正常になる可能性のある異常は、お母さんに説明しなくてもよいと定義されているそうです。
また、見つかったとしても日本では治療ができないため、母親に説明されないこともあるそうです。
正直、私は今まで出生前診断などによいイメージを持っていませんでした。それは、やはり障害を知ることで赤ちゃんを産まないという選択肢をとる方々を間近で見てきたからです。
しかし、今回の講義で、それは間違っていたと感じました。
なぜなら、母親には「知る権利」があることはもちろん、たとえ今の日本の医療で治せない障害であったとしても、早期に知ることで、心の準備ができるからです。
私が懸念していた、障害を理由に産むことを迷う方々には、私たち医療者やそのお母さんを取り囲む「環境」によって、赤ちゃんを愛おしいと思えるようになると思ったからです。
「どう命を大切に思ってもらうか」は、お腹の中にいるときに障害を知る・知らないに関わらず、「どう社会全体で命の教育をしていくか」が問題なのだと感じました。
現在、日本では胎児は母の付属物と考えられています。そのため、胎児科というものは存在せず、全て自費診療になります。
私が、医療従事者としていつも危惧していることは、受けられる医療の格差です。
まだ、この世に誕生していないまっさらなスタートに格差があることはとても悲しいことです。
先生もそのことを感じておられ、現在、この胎児健診をみんなが無償で受けられるようにもご尽力されておられます。この「パブリックに働きかける」という考えも私にはなかったので、先生のすごさに改めて感嘆いたしました。成人の病気のように、生まれる前の赤ちゃんにも早期発見・予防が大切であるという概念が広まることを切に願います。
また、産まれてくる赤ちゃんにはお母さん以外の、周りのサポートも必要不可欠です。
しかし、特にこのコロナの禍中、お母さんだけに負担がかかってしまったり、お父さんは何をしたらよいかわからず置いてきぼりにされる環境が多いです。
そんな中、先生はお父様へ、そしてきょうだい・祖父母も障害のある子の育児に参加できるように、案内を作成されていることを知りました。
そこに、「胎児を診る、そしてその後のサポートまで責任を持つ」という先生の覚悟が垣間見えました。
私もこの講義を通し、先生のように多角的に、そして継続的にケアのできる助産師になりたいと強く思いました。また、そんな女性の健康・新しい命をサポートをできるMiss SAKEに成長したいと感じました。
FMF胎児クリニック東京ベイ幕張 代表理事・産婦人科専門医 M.D.林伸彦様、お忙しい中貴重なご講義をありがとうございました。
最先端の宇宙開発そして人文社会との関連性
3つ目は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA) 研究開発部門 主任、一般社団法人ニュースペース国際戦略研究所 理事 岩渕泰晶様に講義していただきました。
まず、表題の「最先端の宇宙開発そして人文社会との関連性」を見たとき、宇宙と人文??と頭にはてなが沢山浮かびました。しかし、今回の講義を受け、そのはてなが腑に落ちました。
第一に、先生の講義を受けて感じたことは、宇宙は意外にも身近なものであるということです。
宇宙は誰しもの憧れであり、夢であります。そうであるからこそ、大人になるとその距離の遠さを知り、なんとなく別世界のものに感じてしまいます。私もそう感じた1人であり、一度でいいから宇宙に行ってみたい!と強く思った幼少期の夢はとっくに忘れさられていました。今日の講義はそんな宇宙への憧れを思い出させてくれるものでした。
まず、身近な宇宙とつながるデバイスとしては、衛星データがあります。これは、天気やナビに役立てられるだけでなく、窒素の含有量やマグロ漁業にも役立てられるそうです。そんなところで、衛星データが日常生活の一部にあるなんて驚きです!その他にも、ハザードマップの作成にも役立てられており、改めて宇宙という“無限の可能性”を感じます。
こうして宇宙と私たちの生活をつなげて考えてみると、歴史的に見ても昔からそう遠い話ではないように思えました。宇宙は、私たちの生活の一部なんですね。
そしてもう一つ、先生のお話で印象に残ったものがあります。
それは「多様性」についてです。
多様性といえば、多民族国家のようなイメージで、ガラパゴスと言われる日本には程遠いものだと思っておりました。
しかし、先生のお話では、DNAレベルの多様性を持っているのは日本人なのではないかという考えでした。
振り返ってみると、留学の時に八百万の神の話をしたとき、とても興味津々に質問されたことを覚えています。“受け入れる”ということを得意とする日本は、先生のおっしゃる通り、先天的な多様性の国なのかもしれません。
宇宙の多様性と人類の多様性を繋げて考える。先生の発想力のすごさに圧倒されました。
その他にも、宇宙と芸術、宇宙と女性活躍、宇宙とイノベーションなど先生の講義は多分野にわたり、大変新鮮で興味深かったです!
JAXA 研究開発部門 主任、一般社団法人ニュースペース国際戦略研究所 理事 岩渕泰晶様、誠にありがとうございました。
都内には、
- 国立科学博物館
- 国立天文台
- 科学技術館
- 日本科学未来館
- プラネタリア TOKYO in 有楽町マリオンTeNQ
- JAXA展示室
で、宇宙を身近に楽しめるそうです!ぜひ、訪れてみてはいかがでしょうか?
最後に
本日の昼食もアパホテル&リゾート 東京ベイ幕張様の御厚意により、ホテルバイキングを頂きました。大変沢山の種類の食事が並び、見ているだけでわくわくした気分になれました。どのお食事も本当においしく、心も身体も満たされました。
御多忙にも関わらず、どなたにも優しい笑顔を向けてくださる従業員の皆様、本当にありがとうございました。今は、恐竜のフェアもしており、レストランの窓から見える恐竜の迫力がすごかったです!6月15日(水)まで、開催されているそうなので、お近くの方はぜひ足を運んでみられてください。期待以上の楽しさに間違いありません!
お土産に、ずっと食べてみたかったAPAホテルカレーとうまい棒まで頂きました。自宅に帰ってからもなおアパホテル様のおもてなしを感じ、自然と笑みがこぼれてしまうそんな2日間でした。
多大なるご協賛に、厚く感謝申し上げます。
2022 Miss SAKE 山口 鈴木結夢