皆様こんにちは。
2021 Miss SAKE 石川 稲垣知葉です。
5月26日、「老舗酒蔵テイスティングとMiss SAKE 石川」が石川県金沢市の福光屋様にて開かれ、参加させていただきました。
兵庫県からいらっしゃった皆様の素敵な旅の一場面を担わせていただきました。
レクチャールームにて、まず『酒蔵物語』を鑑賞しました。
福光屋様のこだわりの酒造りについて触れられる、ここでしか見られない映像です。
酒造りのシーンはもちろんなのですが、私は毎回、他県からいらっしゃった方に金沢という土地の美しさも知っていただける素晴らしい映像だと感じます。
レクチャールームに向かうまでの道で、皆様が
「あ。お酒の香りがする」
とたくさん深呼吸していい香りを吸い込んでいたのが印象的でした。
その後、改めてご紹介いただき、「SAKEとわたし」と題して10分ほどお話をさせていただきました。
私はオペラ歌手としても活動しておりますので、この会で1フレーズ歌わせていただくのはもう恒例化しているのですが、今回も皆様にとっても喜んでいただけました。
福光屋様の皆様にも、来週はもっと歌ってと言っていただけて嬉しかったです。
そして、石川県のお酒の特徴をお話ししました。
石川県は、特定名称酒の割合が全国でも高い県です。
中でも福光屋様は、原料を「米、水、酵母」のみとする純米蔵。
福光屋様は、令和4酒造年度 金沢国税局酒類鑑評会にて「金沢酵母吟醸の部」、そして「吟醸の部」二つの部門で優等賞をW受賞されています。
「金沢酵母吟醸の部」で受賞したのは、「加賀鳶 純米大吟醸46百万石乃白」。
石川県が開発した酒米「百万石乃白」を100%使用したお酒です。
吟醸酒を決める鑑評会への出品では、山田錦を使用したお酒を出品するのが相場。
そこに石川県オリジナルの酒米を使ったお酒をぶつけていくというのは、福光屋様にとって大きな挑戦だったと岡本様は語られていました。
こちらの部門で、「百万石乃白」のお酒が優等賞を受賞したのは初めてのことだといいます。
金沢酵母というのは、いわゆる14号酵母のことで、吟醸香が高いことが特徴です。
バナナの香りが高くて9号酵母とも似ていますが、酸度が低いのが異なります。
そして「吟醸の部」で受賞したのは「優等賞 瑞秀 純米大吟醸」。
兵庫県で福光屋様が契約栽培されている山田錦の中から最良の粒を選りすぐり、福光屋様こだわりの全肯定手作業で醸されたお酒です。
こちら、一口いただいてびっくりしました。
お酒の旨みに体が全身で反応して、「もっといただきたい!」と言わんばかりに口の中が唾液でいっぱいになったのです。
これには自分でも驚いてしまって、お客様にも同じ気持ちを味わっていただこうとたくさんお勧めさせていただきました。
福光屋様は、「地産地消」ならぬ「互産互消」を掲げていらっしゃいます。
互いの地域にあるもの、ないものを認め合い生かし合い、ローカルtoローカルでさらにお互いの地域を活性化させる取り組みです。
兵庫県で育ったお米が金沢に来てこんなに美味しいお酒になる。
お客様たちも、とっても良い笑顔で味わっていらっしゃいました。
さらに福光屋様は、令和四酒造年度 全国新酒鑑評会にて金賞を受賞されています。
本当におめでとうございます。
素晴らしい酒蔵様とご一緒させていただいて本当に光栄です。
わたしもショップでお酒を購入させていただいたので、またInstagramでご紹介させていただきますね。
福光屋様、関係者の皆様、この度は素晴らしい機会を誠にありがとうございました。
2021 Miss SAKE 石川 稲垣知葉