皆様こんにちは。
2023 Miss SAKE 静岡 古橋花菜です。
第8回ナデシコプログラムを受講しましたのでこちらにて報告させていただきます。
講義内容
グローバルな感覚を養うための1day講義、異文化理解
(グローバル・エデュケーションアンドトレーニング・コンサルタ ンツ株式会社 布留川 勝様、福田 聡子様)
「パーソナル・グローバリゼーション」について講義を受けてまいりました。
本来は、大手企業のエグゼクティブの方々に向けた講義内容であるということで、大変貴重な時間を過ごさせていただきました。
布留川様、福田様、加藤様ありがとうございます。
私は、大学でCross cultural communicationやBilingualism等を専門に学んでいたため、 学生のころのワクワクする気持ちがよみがえり、楽しんで講義を聴講させていただきました。今回のレポートでは、私が講義の中で印象に残った4つの事柄をご紹介いたします。
1、VUCAワールド
グローバル企業に勤めていると、よく“VUCA“という言葉を耳にします。
予測不可能な時代に取り残されるな!と言われても、何を努力すれば良いのか、どんな人材が今後生き残っていけるのか、具体的にはわからないままでした。
下記の質問に、NGのような回答になってしまう日本人は多いのではないでしょうか。
「あなたには、何ができますか?」
NG:課長ができます。
OK:〇〇というスキルがあるので、○百万円くらいであれば立ち直すことができます。
例えば、仕事や肩書きがなくなった時、あなたにはどんな価値・スキルが残りますか?
先進国や新興国のハングリーな人々は、自分自身を常にアップデートしているため、激動の時代に生き残っていけるそうです。
しかし、終身雇用や年功序列が長い間根付いてきた日本型エリートで安定思考の人々は、生き残っていけないのが現実です。
この講義で最も心に響いたワードは“希少性”です。
コミュニケーション力、語学力、行動力・・・様々なスキルがある中で全てを持ち合わせている人はなかなか存在しません。
そんな中、いかにして希少性を高めることができるか。自分自身のサステイナビリティを高めるためには今後何をする必要があるのか。
上昇志向すぎるくらいに常に挑戦ばかりしてきた私は、少しでも日本型を抜け出し、グローバル人材に近づくことができているのではないかと思います。
グローバルが当たり前になった社会で生き残っていくためには、常に自分を磨き、アップデートしていくことが大切であるということを改めて感じると同時に、今後の過ごし方を見つめ直す絶好の機会となりました。
2、グローバル人材 〜5つの要素〜
グローバル人材と聞くと、「英語を話すことができる人」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実際にはグローバル社会に適応するために必要な要素は他にもあります。
今回、5つの要素をグローバル人材定義要素としてご教授いただきました。
- ビジョナリーシンキング
- セルフエンパワーメント
- ダイバーシティ
- コミュニケーション
- グローバルイングリッシュ
こちら5要素とも全て訓練可能であるということなので、意識的に身につけていけるように努力したいと思いました。
その中でも、自分自身を分析して一番弱点であると感じる部分は、①ビジョナリーシンキングです。
私自身、感受性は豊かであると自負しておりますが、右脳で浮かんでくるアイデアや直感を、左脳でロジカルに考えて俯瞰することが苦手です。
本を読むこと・動画を見ること、仕事やプライベートでのアウトプットの3ステップで身につけることができると聞き、早速実践してみたいと思いました。
3、D-i-S-C
上記の③ダイバーシティに関することで、「D-i-S-C」についてご教授いただきました。
「動機」「欲求」の違いを以下の4つの要素の強弱バランスで整理することができるそうです。
D:主導傾向
i:感覚傾向
S:安定思考
C:慎重傾向
私は圧倒的「D」で、自分では意思が強いタイプであると分析しておりますが、初対面やまだ長い時間一緒に過ごしていない方々には、そのように見られないようです。
実際に布留川様も「話し方・振る舞いからは見えないけれど、お話しすると「D」と感じる」とおっしゃっていました。
“そのギャップに悩む必要はなく、むしろポジティブに捉えて良い“と素敵なアドバイスをしてくださいました。悩んでいた部分でもあったので、少し気が楽になりました。
4、英語学習におけるポイント
福田様より、英語学習についてお話しいただきました。
私にとって言語学は大好きな分野です。
大学のゼミでは第二言語習得について研究し、卒業論文もこの分野で提出した過去があります。
講義の中では福田様が、英語学習において大切なことを数値化してくださり、大変分かりやすかったです。
①長く継続すること!
→半年から1年は必ず継続すること。
②量をこなすこと!
→1日に最低1時間は触れること。確実に上達するには、2時間以上!
③忘れる前に繰り返すこと!
→最低7回
また、英語はCollocationで覚えるべきであると何度もおっしゃっておりました。
自分自身の経験からも共感でき、習得しやすいのではないかと思います。
実は私は名古屋に住んでいた頃、英会話教室の講師をしておりました。
また、3年前にはカナダのバンクーバーで小学校英語指導者資格を取得いたしました。
福田様のお話の中で最も印象に残ったことは、クラスの中に飛び抜けて優秀な生徒がいる場合は、「教えようとしない」ということです。
優秀な能力を引き出して、他の生徒に分け与えるという発想です。
斬新な発想だと思いました。第二言語教育の現場では、非常に難しい点であり私自身も悩んだことがあったのでもっと早く知りたかった思うと同時に、今後活かせる機会があればと思いました。
5、最後に
Miss SAKEとして、そして、グローバル企業に勤める会社員として、今回の講義は大変学び多き一日となりました。
英語ができるだけでは、日本酒・日本文化の素晴らしさをより多くの人に伝えることはできない。
本当の意味でのグローバル人材として自分を磨いていけるように何ができるか、客観的に自分を見つめ直す最高の機会になったと感じます。
改めて布留川様、福田様、加藤様に心より感謝いたします。
2023 Miss SAKE 静岡 古橋花菜