「~体を動かすことで日本文化に触れる、経済と宇宙のつながり~」
皆さん、こんにちは。2024 Miss SAKE 埼玉 南家果林です。4月7日の第6回のナデシコプログラムについて報告いたします。
第6回は第5回に続き、石川酒造様で行われました。
★プログラム内容
- 日本舞踊体験稽古
(講師:藤間流勘右衛門派 藤間美都也様)
- お礼状の書き方
(講師:初代 Miss SAKE 森田真衣様)
- 最先端の宇宙開発そして人文社会との関連性
(講師:国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA) 安全・信頼性推進部 主任
一般社団法人 ニュースペース国際戦略研究所 理事 岩渕泰晶様)
自分自身を表現すること、また物事を見る視点について学びました。
第5回ナデシコプログラムは、藤間流勘右衛門派 藤間美都也様からスタートいたしました。日本舞踊には5大流派と呼ばれている「藤間流」「花柳流」「若柳流」「西川流」「坂東流」があります。その中で今回ご教授いただいた藤間流は、祖の初代である藤間勘右衛門以来、歌舞伎の振付を手がけてきました。
最初は挨拶について学びました。
☆座るとき
- 右足を引く
- 背筋を崩さないよう、まっすぐ座る
- 足を揃える
☆立つとき
- おしりを上げ、左足を立てる
- 背筋を崩さないよう、まっすぐ上に立つ
- 足をそろえる
座るとき、立つとき、歩くときどんな時も腰を入れることがポイントと伺いました。私は体を動かすことが好きなので、普段から体を使っておりますが、腹筋背筋をメインで使う日本舞踊の動きはとてもハードに感じました。特に歩く動きの際は中腰のような姿勢をキープするため、体の内側からじわじわと汗をかいたことを覚えています。「可愛いは姿勢から」という先生のお言葉が印象深く残っております。
この日は天候に恵まれ、暖かくお花見日和な日でした。石川酒造様の一角をお借りし、講座で教えていただいた「さくらさくら」を外で披露いたしました。踊り終わった達成感と、見ていただいた皆様からの温かい拍手から達成感を得ました。着物で踊ること、また日本舞踊は初めての経験でしたが、Miss SAKE Japan ファイナリストメンバーで助け合いながらお披露目を成功させられたことがとても思い出深いものとなりました。また、体を動かすことで日本文化に触れるという貴重な時間となりました。
初代Miss SAKE 森田真衣様よりお礼状の書き方について教えていただきました。お手紙を書く際の流れやどのように気持ちを伝えるかを身に着けることができました。SEである私は、最近ペンを握る機会がありません。そんな中今回の講義で、自分の文字で気持ちを人に伝える時間は初心に帰るような時間でした。
前文は今の季節の2週間前を想像しながら季節の言葉を交えられるとよい、というアドバイスの下、私はあたたかな春の風をメインに文章を構成しました。手紙を書いている時間は常に相手のことを考えるため、おのずと一文字一文字に気持ちがこもります。自分の気持ちをどう文字に起こしたら伝わるか、とても考えた時間となりました。自分自身の学びや気づきを振り返る時間にもなるため、今後も手紙を書く時間を大切にしたいと思います。
国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA) 安全・信頼性推進部 主任
一般社団法人 ニュースペース国際戦略研究所 理事 岩渕泰晶様より、主に宇宙と経済学についてご教授いただきました。宇宙と経済学の繋がりは「見えない」という共通点です。見えないから存在しないのではなく、ほとんど見えないだけという言葉が印象に残っています。見えないものを見るためには見えるものから学び、見えにくいものとのギャップを認識することが大切であることを知りました。私自身、理系で物理が大好きで長く学んでおりましたが、経済学と結びつくと思っておりませんでした。自分の視点を変えることで学びや興味の幅を広げることができると気づきました。今後ナデシコプログラムが続いてまいりますが、3か月間の学びを自分の成長の幅を広げる糧にできるよう、邁進してまいります。
今回のナデシコプログラムは体を動かすことで気づくこと、また今まで持っていたものを視点を変えて生かす幅を広げるということを知るきっかけとなりました。この学びを今後の活動に生かしていきたいと思います。