皆様こんにちは。
2023 Miss SAKE 岐阜 高田蘭子です。
Miss SAKE 岐阜大会 ブランドパートナーである「株式会社 鶏の里ファーム・白鳥」を経営する「鳥重商店グループ」代表取締役 羽田野伸朗様、「有限会社 アッシュ」代表取締役 高瀬香様、岐阜県酒造組合連合会 会長 中島善二様、事務局長 河野武夫様、そして「株式会社 中広」代表取締役社長 大島斉様、執行役員 FM事業部・官公庁営業部部長 瓜田昌宏様にご同行いただき、岐阜県知事 古田肇様を表敬訪問させていただきましたのでご報告いたします。
またこの日は、岐阜県酒造組合連合会役員を務められている8つの酒蔵様から新酒の進呈も行われました。
古田知事は岐阜県岐阜市のご出身で、2005年に岐阜県知事選挙戦で初当選され、現在まで5期務められています。
また、過去には経済産業省や外務省でご活躍されており、現在は国際的な視野を持ち、県政を率いていらっしゃいます。
この日、古田知事には今後の日本酒業界のPR戦略や、Miss SAKEの在り方について的確なアドバイスを頂きましたのでご紹介いたします。
国内で日本酒を多くの人に楽しんでいただくには、まず海外で認められること。
世界で評価されると、日本人は目の色が変わる、古田知事はそう仰いました。
例として、昨年、フランス人のワインソムリエが選ぶ日本酒コンクール「Kura Master 2023」にて、最高賞である「プレジデント賞」を受賞された岐阜県八百津町の合資会社 山田商店(蔵元やまだ)様「玉柏 純米大吟醸」があげられます。
受賞発表後は注文が殺到。そして、1週間も経たないうちに完売し、翌年の生産までお待ちくださいという状態になりました。
購入した方の中には、日本酒ファンはもちろんのこと、普段日本酒を飲まないけれど「フランスで1番に選ばれた日本酒はどんなに美味しいのだろう」という興味を持って、という方もいらっしゃると思います。
それだけ、海外にて評価されることは価値があり、それによって日本人の関心を集め、国内での販売量アップにも繋がるということです。
また海外では、私たち日本人が思っている以上に日本酒はSAKEとして親しまれていることを実際に感じたご経験を教えていただきました。
例えば、パリのとあるレストランでは、玄関に入ると回廊の壁にびっしり日本酒が並んでいて、奥のダイニングルームではフレンチや和食といったお料理と日本酒などのお酒を楽しむことができます。
このように、現地の方々は日本酒を当たり前のように楽しんでいらっしゃるそうです。
また、海外の方へのお土産として最近は玉柏を持っていくそうですが、大変喜ばれ、お相手との距離が一気に縮まるそうです。お酒は人と人を繋ぐ重要なツールといえます。
岐阜県は、日本酒づくりに欠かせないお米、お水、そして技術が揃っており、良い日本酒はたくさんありますが、知名度がまだまだ低いのが現状です。
岐阜県といえば飛騨牛ですが、輸出が盛んに行われており、世界においても高級ブランドとして定着しています。
飛騨牛の他にも、冷凍鮎、柿、苺などが輸出されていますが、世界に行けば行くほど手応えを感じるそうです。
しかし、それらの食品に比べると岐阜の日本酒は出遅れています。
岐阜県の中でこじんまりやるのではなく、世界を相手にし、世界に通用するものを打ち出していく、そういう戦略をアグレッシブに立てないといけない。
そのためには、世界でどれくらい通用するか、実際に持っていってどれくらい売れるかを挑戦しなければいけない。そこで評価されるものをさらに磨くべき。
といった日本酒に対する熱いお考えをたくさんお聞かせいただき、Miss SAKEとして新しい気づきを頂きました。
最後に、
Miss SAKE 岐阜も、岐阜県のPRに留まらず、世界に広く日本酒の魅力をPRできるような「Miss SAKE World」になりなさい。
また、1年で活動を終わるのではなく、Missである限り頑張ってほしい。
このような激励のお言葉を頂きました。
この度は貴重なお時間を頂き、誠にありがとうございました。
2023 Miss SAKE 岐阜 高田蘭子