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「INDIA JAPAN STARTUP GATEWAY」に出席させていただきました – 2025 Miss SAKE Japan 館農知里

皆さま、こんにちは。2025 Miss SAKE Japan 館農知里です。
10月14日(火)、Tokyo Innovation Base(東京都千代田区)にて開催された、「INDIA JAPAN STARTUP GATEWAYに出席させていただきました。


「INDIA JAPAN STARTUP GATEWAY」について

「INDIA JAPAN STARTUP GATEWAY〜インドの精鋭スタートアップ9社と直接つながるビジネス交流会〜」は、インドの有力スタートアップと日本企業を結ぶビジネス交流イベントです。本イベントは、「行動で世の中を変えていく」を理念に掲げる株式会社Dooox(代表取締役:久保寺亮介氏)と、インドのアクセラレーター兼投資家であるGHV(GreenHouse Ventures)の共催により開催されました。日本市場への進出に関心を持つインドのスタートアップ9社が登壇し、日本企業との連携や市場展開の可能性について活発な議論が行われました。
当日は、東京都によるスタートアップ支援施策の紹介に始まり、GHV Accelerator/M.A.I.L./DXLab創業者であるVikram Upadhyaya氏による講演、続いてインド発スタートアップ各社によるピッチセッションが実施されました。イベントの終盤には、株式会社Dooox代表・久保寺亮介氏より「Do Lab India」事業の紹介が行われ、最後にはネットワーキングを通じて参加者同士が交流を深める貴重な機会となりました。

<イベント概要>
開催日時: 2025年10月14日(火)14:30〜16:30(終了後ネットワーキング)
会場: Tokyo Innovation Base(東京都千代田区丸の内3-8-3)
参加費: 無料

<プログラム内容>
①東京都によるスタートアップ支援施策の紹介
②GHVの取組み紹介
 登壇者:Vikram Upadhyaya 氏(GHV Accelerator/M.A.I.L./DXLab 創業者)
③インドスタートアップ9社によるピッチセッション
④Do Lab Indiaの紹介
 登壇者:久保寺亮介 氏(株式会社Dooox 代表取締役)
⑤ネットワーキングセッション


本とインド、共に描く未来

今回は、官民や業種といった垣根を越え、日本とインドの共創に向けた貴重な機会となりました。
日本は、国際的な信頼度が高く、世界に誇る大規模企業や成熟した市場を有する一方で、意思決定の複雑さやスタートアップ受け入れ体制の未整備といった課題を抱えています。

一方、インドは人口14億人を擁し、GDP成長率6.7%を誇る世界第4位の経済大国です。優秀な人材が多く、スタートアップ企業は10万社を超えるなど、非常に活気ある市場が形成されています。しかし、言語・宗教・慣習などの多様性により、海外企業にとって進出のハードルは依然として高く、国内でも優秀な人材の国外流出が課題となっています。

こうした状況の中、Vikram Upadhyaya氏は、シリコンバレーや日本企業との連携経験を通じて、単なる投資ではなく「スタートアップを長期的に育てるエコシステム」の重要性を実感し、その理念を「Green House」という言葉に込めてGHV Accelerator (Green House Ventures Accelerator)を設立しました。
また、久保寺亮介氏は、インド企業との情報発信やビジネス展開支援を目的に「Do Lab India Membership」を立ち上げ、テストマーケティングや企業連携などを通じて、新たなネットワークを築く場を提供しています。


最前線の起業家が描く未来へのピッチ

ピッチセッションには、6社が来日し、3社がオンラインで参加しました。登壇後にはネットワーキングの時間も設けられ、インドの急成長市場やスタートアップとの協業に関心を持つ日本企業にとって、最前線で活躍する起業家と直接交流できる貴重な機会となりました。来日された登壇企業は以下の通りです。

社名 主な領域 事業内容・強み
ConsumrAI(ProfitWheel) マーケティングテクノロジー マーケティングデータ(ファーストパーティデータ + 行動データ)を使って、消費者インサイトを得て広告やメディアバイイングに活かすプラットフォーム。デジタル広告のクッキー廃止などの変化を見て、ニーズが高い分野。創業者にも実績あり。
CaRPM 自動車IoT車両診断 車の健康・性能をIoT/OBDデータで可視化、維持費削減、整備業者とのマッチング等。元IIT出身で技術的バックグラウンドあり。自動車所有のコストが上がってきている市場背景もある。
CargoFL 物流テクノロジー・TMS AI を使った物流・輸送管理(TMS:Transport Management System)ソフト。透明性、オペレーション改善に強み。既に複数大手顧客を持ち、シード資金も調達。地政学的にもインドでの物流課題は大きいのでニーズが高い。
FoodYoga 健康食品・D2C ヨガや健康意識の高い人々をターゲットにした、伝統素材(マカナ/ロータスパフなど)を使ったスナック。健康・クリーンラベル志向で、差別化可能。資金調達実績あり。
Probus Smart Things 電力配電IoTスマートグリッド 電力分配網(Distribution grid)を IoT + データ分析でデジタル化する DeepTech スタートアップ。スマートメーター、IoT 通信モジュールなど、公益性・スケールの大きい領域。最近のシード→シリーズA/A1 の資金調達も成功。売上も急激に伸びている。政府のスマートシティ/電力改革の流れとも合っている。
DaveAI AI接客

バーチャル販売

営業・顧客サポート・商品推薦など多用途の即時利用可能なエージェント提供が可能。顧客企業との協業型で独自のAIシステムを構築データ/モデルの所有権を企業が保持できることからセキュアな環境を構築できる。

多くの企業が、AIなどのテクノロジーを活用し、作業効率化、情報収集、健康管理といった各分野における従来の課題に対して、革新的なソリューションを提案していました。また、ジャンムー大学からはGuneet氏が登壇し、スタートアップ支援やイノベーション教育を通じたビジネス促進の取り組みについても示唆がありました。多くのスタートアップが共通の課題として挙げていたのは、資金面の強化や、日本市場でのビジネス展開に向けた新たなネットワーク構築です。 今後、将来有望な起業家やビジネスパーソンが国境を越えて交流し、インドと日本の経済発展をともに牽引していく相乗効果が期待されます。 今回の交流を通じて、「共創」を生み出すための出会いとネットワークの重要性を改めて実感しました。


今回の「INDIA JAPAN STARTUP GATEWAY」を通して、国や文化、業種の垣根を越えた「共創」の可能性を肌で感じることができました。新たなアイデアや価値は、人と人とのつながりの中から生まれるものだと改めて実感いたしました。日本とインド、そして世界の架け橋となるこうした取り組みが、今後さらに広がり、未来を担うイノベーションの芽を育むきっかけとなることを願っております。
Miss SAKEとしても、日本文化の魅力や精神を伝える立場から、国際的な交流と相互理解の促進に引き続き貢献してまいります。

2025 Miss SAKE Japan 館農知里

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