皆さま、こんにちは。
2025 Miss SAKE 準グランプリの弭間花菜です。
このたび私は、石川県金沢市の老舗酒蔵・福光屋様で開催されたJTB様の「ならではプラン」『老舗酒蔵テイスティング × Miss SAKE』 にて、約25名のお客様をお迎えさせていただきました。
福光屋様は、米・水・麹と酵母のみで酒を造る純米蔵として知られています。
今回のツアーでは、そのこだわりの源である仕込み水「百年水」を最初に試飲いただきました。
石川と岐阜の県境にまたがる霊峰・白山から、100年もの歳月をかけて地中を旅し、蔵にたどり着く天然水です。
やわらかくも芯のある味わいで、まさに「命の水」と呼ぶにふさわしい清らかさでした。
お客様も皆さんとても楽しそうで、いよいよ待ちに待ったテイスティングタイムでは
会話を交わしながら、日本酒の香りや味の違いを楽しむ時間を共有させていただきました。
今回テイスティングいただいたのは、次の3種類です。
・はつごころ 山廃純米大吟醸1年壽蔵
純米造りの骨格を受け持つ完熟醗酵蔵「壽蔵(ことぶきぐら)」は、純米蔵・福光屋の基盤。そんな蔵の名を冠したこの酒は、杜氏が初心にかえって醸した山廃仕込純米大吟醸の原酒。繊細な口あたりと、若々しい香味が調和した、溌剌とした味わいが特徴。
・蔵元限定 純米大吟醸 金澤
契約栽培した山田錦のみを使用。伝統の技丹念に仕込んだ純米大吟醸。七転び八起きの所以がある郷土人形「加賀八幡起上」をモチーフにした限定デザイン。
・黒帯 悠々 特別純米
吟醸仕込みと純米仕込みとでキレのよい芳醇な旨味を持つ辛口に仕上げ、さらに蔵内でじっくりと熟成させた落ち着きのあるまさに「悠々」とした味わい。
どのお酒にも福光屋様の「米と水を信じる」姿勢がしっかりと息づいており、香りや余韻の中に、白山の恵みと蔵人の誠実な手仕事を感じました。
さらに印象的だったのは、福光屋様が手掛ける甘酒・栄養ドリンク・化粧品・お菓子といった多彩な商品展開です。
すべての製品に共通して「百年水」が使われており、酒造りの技が日々の暮らしにも息づいていることを改めて実感しました。
仕込み蔵では、ちょうど新たな酒造りの準備が始まっているとのことで、これから迎える新酒の季節がますます楽しみです。
ツアーの最後には、福光屋様の魅力に包まれたひとときの中で、笑顔で帰られる皆さまを見送ることができ、とても幸せな時間でした。
今回お越しくださった皆さま、そして心を込めて迎えてくださった福光屋の皆さま、誠にありがとうございました。
これからもMiss SAKEとして、日本酒が育まれる土地や水、人の物語を伝えていけたらと思います。
























