皆様、こんにちは。
2023 Miss SAKE 愛知 森川裕希恵です。
先日、私の地元でもあります愛知県一宮市に蔵を構える金銀花酒造様を表敬訪問させていただきました。
金銀花酒造様は、一昨年、2021 Miss SAKE 松崎未侑さんとコラボレーションをされ、金銀花酒造様及び一宮市のPR動画撮影を行うなど、Miss SAKEと関係の深い酒蔵様。
私自身も、地元ということで親しみがあり、他県の方などへ日本酒の贈り物をする際には、よく金銀花酒造様の直売店へお邪魔しております。
愛知県一宮市今伊勢町には、酒見神社という酒造りの神様である酒弥豆男命(さけみつを)、酒弥豆女命(さけみつめ)を祀る神社があり、実はなんと、清酒発祥の地とされています。
この地域は上質の酒米が穫れる事から、856年(斉衡3年)、勅令により、遣唐使でもあった大邑刀自(おおむらとじ)、小邑刀自(こむらとじ)の二人の酒造師に、伊勢の翌年のお祭りに供えるお酒を造らせたと「文徳実録」※に記録が残っています。
当時、どぶろくは各地で造られていましたが、清酒の醸造は酒見神社が最初だと言われており、今伊勢町という地名も、これに由来します。
※「文徳実録」とは、平安時代に日本で編纂された歴史書。
一宮市は、木曽川の伏流水、酒造りに適した気候風土などの天恵を受け、以前は多くの酒蔵が軒を連ねたそうですが、現在は、金銀花酒造様が市内唯一となりました。
金銀花酒造様は、江戸の享保年間創業の老舗酒蔵。
現在、姉妹である蔵元・佐藤博子様、杜氏・佐藤厚子様が中心となり、昔ながらの製法を大切にし、金銀花酒造様に伝わる酒造りの伝統を守り続けています。
一宮市の観光名所でもある、尾張国一之宮真清田神社、社紋が三つ葉葵で、徳川幕府と縁の深い石刀神社の神酒は、金銀花酒造様より納められており、地域にとってなくてはならない存在です。
これからも、金銀花酒造様と共に、地元一宮市を盛り上げていけるよう励んでまいります。
金銀花酒造様、この度は貴重なお時間をありがとうございました。
引き続き、よろしくお願いいたします。
2023 Miss SAKE 愛知 森川裕希恵