皆様こんにちは。2024 Miss SAKE 京都 津田朋佳です。
Miss SAKE 海外メンバーに京都観光のアテンドをさせていただきましたのでご報告させていただきます。
◇内容
▪️月桂冠大倉記念館見学
▪️ランチ 南禅寺八千代
▪️未生流笹岡家元
▪️小丸屋 京都伝統団扇作り
▪️ 宴席 馳走や
◇感想
2023 Miss SAKE Japan 山田琴子様と、2024 Miss SAKE Japan 南侑里さんとともに、Miss SAKE India 、ベトナム Nen RIKI Sake Bar のPeter Ta様をアテンドしました。月桂冠大倉記念館は2024 Mr. SAKE JAPANの上山賢司様もご一緒にアテンドしました。
▪️月桂冠大倉記念館見学
まず、月桂冠大倉記念館を見学しました。館長の説明を伺いながら回り、非常に有意義な時間を過ごしました。
特に印象に残ったのは、ある一代で事業規模を100倍に拡大した歴史と、日本酒を活用して育毛剤などを製造し、日本酒の可能性を広げていることです。Miss SAKE Indiaのメンカさんは、育毛剤に対して非常に興味を持っており、海外の方がどのような点に関心を持つかを学ぶ貴重な機会となりました。
テイスティングコーナーでは、コイン3枚を使って3種類の日本酒を試飲できました。ここでしか飲めない日本酒もあり、皆でおいしさを共有しました。また、外では京都の水「さかみず」を飲むことができ、メンカさんも非常に気に入ってくださいました。京都代表として、とても嬉しい出来事でした。
▪️ランチ 南禅寺八千代
ランチでは京料理と湯豆腐をいただきました。京都の南禅寺近くの自然を見ながら食べる湯豆腐は風情を感じることができさらに味わいも豊かに感じられたように思います。北山本家様の日本酒で乾杯していただきました。
▪️未生流笹岡家元
ナデシコプログラムでお世話になった未生流笹岡家元にお話を伺いました。
いけばなでは「うつろい」が重要で、変化がよく見えるように立体的に配置し、余分なものを取り除くことで空間を大切にします。また、花で三角形を作ることで美しさが保たれると教わり、基礎の重要性を学びました。
特に印象に残ったのは、花を人のように思い、声をかけると仰っていたことです。人前に出る花はいきいきとし、声をかけることで花も元気になるそうです。いけばなは「生きる花」と書きますが、この言葉が持つ意味を深く感じました。笹岡家元の作品は「花を生かし、生命を感じさせる」ものでした。
メンカさんも、花に声をかける文化がインドにもあることを知り、日本とインドの共通点を感じる瞬間でした。
その後、最終選考会に飾られた花を拝見し、そのインパクトに感銘を受けました。
平安神宮で記念撮影もしました。その道中で素敵なお店に出会い、大西代表に懐紙を買っていただきました。とても可愛らしい絵柄が入っておりときめきました。便箋、お皿代わり、ハンカチ代わり等に使えるそうです。大切に使わせていただこうと思いました。
▪️小丸屋 京都伝統団扇作り
小丸屋様にて団扇作りを体験させていただきました。
小丸屋様は、京都にある老舗の団扇専門店で、江戸時代から続く伝統を守りながら手作り団扇を提供しています。美しいデザインと高い品質で知られ、舞台で活用される他、現在は観光客や地元の人々に愛されています。
まずは、お話を伺いました。小丸屋さんでは、一つ一つを手作業で丁寧に仕上げされています。小さな工程もこだわりを持って丁寧に作り上げていくことが、そのお店のブランドであり伝統となっていくのだと学ぶことができました。また、考え方のお話で印象に残っていることがあります。それはどんな言葉をかけられてもどんな状況になっても「心を腐らせないで感謝の心を持つ」ということでした。伝統を守りながら強く逞しく団扇を継承されている方から伺ったからこそとても心に響きました。生きていると良い時もあれば悪い時もありますが、心に留めておこうと感じました。
▪️ 宴席 馳走や
夜は事務局の皆様と海外メンバーと共に、馳走や様にて食事をしました。
日本酒で乾杯をして、様々な会話をさせていただきました。日本酒を味わいながら会話をすることでより深いコミュニケーションがとれたように感じます。メンカさんとは出身地についてお話をして、メンカさんの故郷についても伺うことで文化交流ができたように感じました。ピーターさんはなんと大学の先輩であることを知りました。今後も皆様とのご縁を大切に活動に励んでまいりたいと思います。
◇京都代表 津田朋佳のまとめ
今回このアテンドをさせていただいて感じたことは、海外の方が感動されるポイントは日本人からすると驚くべきポイントであることが多いことです。海外の方から日本や、京都の素晴らしさを学ぶことも多いように感じ、京都についてお伝えしながら私も学ばせていただいているように感じました。相手の文化を知り、どんなことに興味を持たれそうか事前に考え、準備しておくこともより喜んでいただけるための重要なポイントだと思います。今回は多くの学びのある一日でしたので、今後のイベントの際にもこの経験を活かしていきたいと思いました。