みなさま、こんにちは。
2023 Miss SAKE 準グランプリ 齋藤ひかりです。
10月14日(土)に実施された、龍宮城スパホテル三日月様主催の酒蔵モニターツアーに参加してまいりました。観光庁「インバウンドの地方誘客や消費拡大に向けた観光コンテンツ造成支援事業」を活用のもと開催されたこちらのバスツアーでは、千葉県内2つの酒蔵と周辺の観光スポットを巡りました。
行程:
龍宮城9:40配車、10:00出発
和蔵酒造様(見学)10:35~11 :15
ザ・フィッシュ(昼食) 11 :45~13:00
小泉酒造様(見学) 13:30~14:15
名水の里/久留里(ミニ散策) 14:45~15:15
龍宮城15:45着
今回訪問させていただきました和蔵酒造様と小泉酒造様は、千葉県内の上総エリアに位置します。そのエリアにある8つ蔵は、「かずさ八蔵」と呼ばれ、親しまれています。特に君津市には千葉県で唯一、平成の名水百選にも選出された久留里の天然湧水があることから6つの酒蔵が集まっており、東京国税局管内である一都三県のなかで最多の酒蔵数を誇っております。
2022年10月1日にオープンした生きた水久留里 酒ミュージアムでは、かずさ八蔵全てのお酒を1杯200円で試飲、購入することもできます。ミュージアムの前には、自由に汲むことができる「水汲み広場」もあり、美味しいお水を求めていらっしゃる方も多くいます。
和蔵酒造様「貞元(ていげん)蔵」
明治7年(西暦1874年)に創業した和蔵酒造様は、「手作りの旨さを今に伝える」をモットーに、基本に忠実で手間を惜しまない伝統的な製法にこだわった酒造りをしています。主に本格焼酎やリキュールを造っている貞元(ていげん)蔵(君津市)と、日本酒を造っている竹岡蔵(富津市)とそれぞれ専用の蔵を所有していらっしゃいます。
今回伺った貞元蔵では、昔使用されていた日本酒の酒蔵の見学のほか、季節限定の日本酒や芋・麦焼酎、柚リキュールなどの試飲をすることができるスペースがございます。和蔵酒造様オリジナルの甘酒(有料)もございますので、お酒を飲まれない方もお楽しみいただけます。
おすすめの一本:「竹岡雄町純米大吟醸」
(和蔵酒造様公式ホームページより https://wakura-sake.jp/news/20230401.html)
ワイングラスでおいしい日本酒アワード2023にて、プレミアム純米大吟醸部門で金賞を受賞しているこちらの日本酒は、口当たりが柔らかく上品な吟醸香がお楽しみいただけます。2020年にも第101回南部杜氏自醸酒鑑評会で優等賞も受賞しています。
小泉酒造様
現在14代目蔵主様が自ら杜氏となって酒造りに励んでいる小泉酒造様は、寛政5年(西暦1793年)に富津市にて創業いたしました。「酒造りはお米作りから」をモットーに、1980年から自社の田んぼで酒造好適米「五百万石」を栽培しています。
蔵と同じ敷地内にあるソムリエハウス酒匠では、約20種類の清酒を試飲が無料でできるコーナーが設けられております。また、併設されている、酒蔵カフェ「ソムリエ庵」では、大吟醸入りソフトクリームや甘酒も提供されています。酒蔵見学と合わせて、小泉酒造様自慢のお酒をお楽しみいただければと存じます。
おすすめの一本:「大吟醸 東魁盛」
令和4酒造年度全国新酒鑑評会にて金賞受賞、また第104回南部杜氏自醸清酒鑑評会 吟醸酒の部にて優等賞受賞しているお酒です。全国新酒鑑評会におきまして、12年間連続で入賞しており、うち10回は金賞を受賞している、小泉酒造様自慢の一本です。35%まで磨かれた兵庫県産の山田錦と、地元の名水で丁寧に造られた日本酒をぜひご賞味ください。
https://www.sommelier.co.jp/?pid=6231154
名水の里「久留里」
房総の中心部にある山間の静かな城下町として知られている久留里は、名水の町として知られています。水質の良さと水に含まれる有用な成分、そしてなによりそのおいしさが認められ、平成20年(2008年)に千葉県で唯一「平成の名水百選」のひとつに選出されました。町内には自由に水を汲むことができる井戸が点在しており、場所によって少しずつ風味や味わいが異なります。「名水がある所に名酒あり」の言葉の通り、周辺には古くから続く酒蔵が多く集まっています。
生きた水久留里 酒ミュージアムにて
藤平酒造様
江戸時代中期より続く藤平酒造様は、亡き先代である藤平富雄様が考案した「福祝」が代表銘柄の酒蔵です。銘柄の「福」と「祝」には、召し上がる方にとって「特別な日、そしてそれを支えるあたたかな日常を祝福すべく」付けられています。
現在はその息子である3兄弟が中心となり、久留里の名水で仕込まれたその味を守っています。
(ホームページ:https://fukuiwai.com)
吉崎酒造様
千葉県最古の蔵とされる吉崎酒造様は、寛永元年(西暦1624年)創業の酒蔵です。仕込み水として使われている久留里の名水が湧く井戸を酒蔵で3つ所有しています。精米歩合に応じて使用する酒米を選定し、代々使用している旧式の道具と最新の機械を使いながら酒造りをされています。
(ホームページ:http://kichiju-gekka.com/smartphone/ )
今回のツアー参加者の方の中には日頃から日本酒を愛飲している方もいれば、日本酒はあまり飲んだことがない方まで様々でした。車で酒蔵を訪問する場合は運転される方が試飲できないため、今回のようなバスツアーは参加者全員が試飲することができるのが魅力だと感じました。このようなツアーをきっかけに酒蔵に足を運ぶ方が増えることで、消費者の方が蔵元様と交流し、地域の魅力や文化がより訪れた方に伝わればと思います。
和蔵酒造様、小泉酒造様、この度は酒蔵をご案内いただきありがとうございました。皆様の酒造りのこだわりについて直接お話を伺うことができ、大変勉強になりました。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
また、ツアーにご参加いただいた皆様、ご参加いただきありがとうございました。
2023 Miss SAKE 準グランプリ 齋藤ひかり