皆さま、こんにちは。
2024 Miss SAKE 千葉 寺崎千波です。
緑風の候、初夏の青空が気持ちよく感じられるこの頃です。
4月27日（土）に第11回ナデシコプログラムを受講して参りましたので、ご報告いたします。
第11回ナデシコプログラムの講義内容は以下の通りです。
- 「いけばな～2024年それ以降に向けて～」
未生流笹岡家元 笹岡隆甫様 - 「理学療法士が推薦するお酒との付き合い方 〜実践むくみ解消メソッド〜」
株式会社インダストリアル・リエイゾン 専務、Joy of Sake Tokyo 事務局、理学療法士 松井理絵子様 - 「日本酒表現 English version」
2023 Miss SAKE 山田琴子様
生け花から学ぶ日本の精神
午前中は未生流笹岡家元 笹岡隆甫様より生け花についての講義をしていただきました。現在全国200種類ほどある流派の中で、未生流の特徴は花の種類も数も一番少ないそうです。
～生け花とは、最小限で最大限の空間を～
一輪の花の「輪郭」を捉え、「空間」を愉しむ生け方をしているとのことです。
また、生け花教室では余った花を破棄する際、半紙に包んで日本酒をかけて供養することをご存知でしょうか？私は初耳でしたが、生け花はお花を美しく見せる技術だけでなく目に見えないものも学ぶ文化であることを実感いたしました。
この目には見えない文化を体現している、シベリア抑留経験者であった”おじいちゃん先生”のエピソードも印象的でした。
「抑留時の過酷な極限状態でも植物と向き合うことで自分を律することができた」というように、精神を整える習慣にも繋がることをご教授いただきました。
一輪のお花から、沢山の学びを得ることができました。
実践むくみ解消メソッド
午後は株式会社インダストリアル・リエイゾン 専務、Joy of Sake Tokyo 事務局、理学療法士 松井理絵子様よりJoy of Sake Tokyoの活動やむくみ解消メソッドについてご教授いただきました。
Joy of Sake Tokyoとは、「日本酒を理解する一番良い方法は、実際にさまざまな日本酒を味わってみること」をコンセプトに、日本酒の啓蒙を図ることを目的とした非営利団体としてこの考えを実践し、一年を通して利き酒のプログラムを国内外問わず実施されています。
ホノルルやNYでイベントを開催しているというお話をお伺いし、いつか私も現地でイベント運営に携わらせていただきたいと思いました。お話の中で印象的だったことは、1990年代に日本酒ブームが起きた際、アメリカでは日本酒の取り扱いに関する情報が少なかったため、せっかく輸入した日本酒も本来の味を活かせておらず、消費者は品質の落ちたお酒を飲んでいたことです。
日本酒は、正しい知識のもと、正しく管理をされていないと、国外で同じように私たちが味わうことができている本来の味わいを楽しんでいただくことができません。需要があがっているに関わらず、間違った提供方法によってレピュテーションが下がってしまっているのは非常にもったいないと感じます。だからこそMiss SAKEの私たちが国外へ日本酒の魅力に限らず正しい情報をお伝えすることで、日本酒業界に貢献していきたいです。
座学の後は理学療法について実践を通しながらご指導いただきました。
普段はゴリゴリと力をいれてマッサージした方が効果があるのではないかと思っていましたが、撫でるようにやさしくリンパを流すことの方が効果的とのことで、驚きでした！
血管は体の「上水道」、リンパは体の「下水道」
体の中の不純物を運び、取り除いてくれるリンパによって、きれいになった血液は、身体中を巡りながら全身を温めます。血液を循環されることで、内臓だけでなく、目に見える肌・髪・爪などにも好影響があるとのことです。
Miss SAKEとして活動していく上で、切っても切れないむくみという大敵。
しかし今回学んだメソッドを継続し、日本酒を楽しみつつも身体に響かせないように努めて参ります。
SAKE in English!
最後の講義は2023 Miss SAKE Japanとして現在活躍中の山田琴子様に担当いただきました。
国内外への発信をするにあたり、重要である英語でのスピーキング。私は日常会話の英語は問題なくできますが、日本酒特有の単語はまだ知識が浅いため大変勉強になりました。
ここで簡単に、日本酒作りの4ステップの英単語を紹介いたします。
Polishing → make koji rice → fermentation → squeeze moromi
精米 麹を作る 発酵 もろみを絞る
日本酒の味わいを表現する用語は以下の通りです（一部抜粋）
・sweet/dry
・full body/light body
・short finish
・acidity
他にも、日本酒関連の”鏡開き”の説明の英語表現やイベントでよく聞かれる日本文化の質問などについてもレクチャーしていただき、Miss SAKEがいかに日本酒だけでなく日本文化のアンバサダーでもあるということを実感いたしました。
本日教えていただいた日本酒専門用語・関連用語を実際の海外イベントで活用させていただく日を楽しみにしております！
また、最終選考会の質疑応答の話やその後の海外活動についてもご教授いただき、ドキドキとワクワクが増してきました。
全２０回のナデシコプログラムもお陰様で折り返し地点を迎えることが出来ました。
ナデシコプログラムを通して素晴らしい先生方と出逢えていることは私にとって生涯の財産です。新しい世界を見せてくださり、誠にありがとうございます。
私も少しずつではございますが、一歩一歩前進して参ります。
引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
2024 Miss SAKE 千葉 寺崎千波
Summary in English
Day 11 of the Nadeshiko Program was held on April 27st, 2024.
Here, I would like to briefly list the contents of the program. I am planning to explain the details of each lesson in both English and Japanese on my Instagram account, so please stay tuned!
Contents of Day 11
- ”Ikebana – Toward 2024 and Beyond” by Ryuho Sasaoka, Iemoto of the Misei-ryu Sasaoka School
- “How to deal with alcohol recommended by a physiotherapist – Practical swelling reduction method -” Ms. Rieko Matsui, Senior Managing Director, Industrial Liaison Corporation, Joy of Sake Tokyo Secretariat, Physiotherapist
- “Sake Expression -English version” by Ms. Kotoko Yamada, 2023 Miss SAKE JAPAN
The three lectures inspired me to think of how I will spend the days after the Grand Final.
Meeting wonderful teachers through the Nadesico program has been a lifetime asset for me. Thank you very much for showing me a new world.
I will continue to move forward step by step, little by little.
Thank you for your continued guidance and encouragement.
On behalf of all of the finalists, I would like to thank everyone involved in making this program possible. Thank you very much for the opportunity.
We are looking forward to working with you all again in the future!
2024 Miss SAKE Chiba Chinami Terasaki
