皆様こんにちは。
2023 Miss SAKE 岡山の中島咲希です。
岡山県北西部に位置する新見市哲西町にて、大正二年より酒造りをされている株式会社三光正宗様を訪問させて頂きました。
お忙しい中、代表取締役 宮田 恵介さま自ら蔵内をご案内頂き、誠に感謝申し上げます。
三光正宗様は旨口の日本酒が特徴で、県産米のみを使用した酒造りをされています。
使用する酒米の比率は現在は雄町が多いそうです。
その年のお米の出来栄えによってお米の味を引き出す蒸し方や麹の作り方を毎年変えているという話を伺いびっくりしました。お酒づくりは奥が深いですね。
まず、創業当時からあるという「華の蔵」をご案内いただきました。
レトロな作りの素敵な蔵の中に三光正宗様の銘柄がずらりと並び、また随所にお花が活けてありとても素敵な空間でした。昔お酒の貯蔵に使われていたという樽やタンクなど珍しいものも置いてありましたよ。
次に絞りに使う機械を見学させて頂きました。新酒まつりを終えたばかりでほとんどのお酒を絞ったばかりとのことでした。
その次に発酵中のタンクと、貯蔵用のタンクが並んでいる場所を見せて頂きました。
発酵中のタンクはまさに酵母菌が働いている最中で、耳を澄ますとコポコポとお酒の声が聞こえてきましたよ。
貯蔵用のタンクの中には、なんと50年前に仕込んだという大吟醸がありました!先日このお酒のためにはるかフランスから取材に来られたそうです!
50年貯蔵酒は現在発売に向けた企画が進行中で、年内にまずフランスで発売される予定だそうです。日本で発売される折にはぜひGETしたいですね。
他にも30年貯蔵のみりんなど貴重なお酒のタンクを色々とお見せ頂きました。
この日は暖かかったのですが、酒蔵内は堅牢な作りで外気温と比べてかなりひんやりと感じられました。真夏でも20度までしか上がらないそうで、酒造りのための環境がしっかりと整えられていました。
見学の最後になんと貴重な50年貯蔵の日本酒を試飲させて頂きました!
見た目は美しい琥珀色で、香り高く、飲んでみると深いコクが有りながらもさらりとした呑み口でした。長期熟成の日本酒というものをあまり頂いたことがなかったのですが、こんなに美味しいものなのかと本当にびっくりしました。
酒蔵内を案内いただきました宮田社長、杜氏の山上様、そしてスタッフの皆様、お忙しい中ご対応頂き本当にありがとうございました。
酒粕クッキーと酒粕ビーンズのおみやげまで頂き感謝申し上げます。後ほど家で頂きましたが、酒粕の風味がしっかりと感じられ、食べだしたら止まらずすぐに食べきってしまいました(笑)
今回の訪問で日本酒は素晴らしい可能性を秘めていることを再認識できました。
より一層日本酒の魅力を広げていくために、我々Miss SAKEも尽力していきたいです。
この度は貴重な機会をいただきありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしております。
2023 Miss SAKE 岡山 中島咲希