Miss SAKE News/Blog

日本酒造組合中央会にて「香港市場から学ぶアジア日本酒トレンド」が開催され、2025 Miss SAKE 新潟 児嶋美智花が参加いたしました

皆様、こんにちは。2025 Miss SAKE 新潟 児嶋美智花です。

東京では桜が見頃を迎えた4月4日(金)、日本酒造組合中央会にて「香港市場から学ぶアジア日本酒トレンド」〜アジア最大の日本酒コンペティションOSA受賞酒をきく〜セミナー&試飲会が開催され、参加をさせていただきました。

プログラム

1)主催者挨拶・講演

「香港日本酒業連合会とOSAの紹介」香港日本酒業連合会 会長 酒サムライ ミッキー・チャン(Micky Chan)氏 13:30〜

2)講演

「香港の日本酒市場とコンペティションの内容」株式会社SAKEマーケティングハウス 代表取締役 松崎晴雄 氏 14:00〜

3)質疑応答 14:30〜

4)動画放映 香港日本酒業連合会 活動内容紹介 14:50〜

5)テイスティング・セッション

第2回(2023年)第3回(2024年)の各部門Champion、金賞受賞酒39種類のテイスティング(金賞受賞蔵元様記念撮影) 15:00〜16:00

冒頭の香港日本酒業連合会 会長のミッキー・チャン氏による講演では、香港日本酒業連合会について、また、Oriental Sake Awards (OSA)の昨年度の実績報告や金賞受賞酒、今年度の内容などについての説明が行われました。

昨年度は、2024 Miss SAKE 新潟 野俣佳那さんも審査員として参加し、その映像も映し出されていました。

「Oriental Sake Awards 2025(OSA)」について、以下の通り簡単にまとめました。

・アジア初の国際標準日本酒コンテスト

・日本国外で開催され、世界酒蔵ランキングにも採用される

・アジア市場でのブランド認知度アップ、輸出戦略に役立つ

■ カテゴリー

全部で11カテゴリーあり、主に以下のように分類:

A〜G:スタンダード部門

精米歩合や風味に応じて「ライト&クリーン」「リッチ&アロマティック」「スパークリング」などに分類。

H〜K:特別部門

・生酒(H):火入れなし、フレッシュさ重視

・熟成タイプ(I・J):3年以上熟成させた酒

・特別タイプ(K):酸度高め、低アルコール、菩提酛、にごり酒、貴醸酒など

■ 参加手順と費用

【エントリー期間】2025年4月2日〜5月20日

【必要本数】720mlまたは750ml×4本、または500ml×6本

【費用】

・日本からOSA指定業者経由で送る場合:HK$2,200

・自分で香港に送る場合:HK$1,500

■ 審査方法とアワード

・審査温度:15〜18℃(生酒は5〜10℃)

・方式:ブラインドで100点満点評価

・賞:・ゴールド(94〜100点)

   ・シルバー(87〜93点)

   ・ブロンズ(82〜86点)

・上位40%以内が受賞対象

・ゴールド受賞酒からさらに「Champion」→「Sake of the Year」が選出

・都道府県ごとに20点以上の出品がある場合、地域別最高得点酒に「Regional Trophy」授与

■ プロモーション

受賞酒はF&B業界や一般向けイベント等でPRされる。

昨年度のSake of the year(SOTY)は、株式会社新澤醸造店様「愛宕の松 スパークリング 瓶内二次発酵」です。

株式会社SAKEマーケティングハウス 代表取締役 松崎晴雄氏からは、世界や香港での日本酒の市場についてお話をいただきました。

2024年の日本酒の輸出金額のランキングは以下の通りです。

1.中国: 約116.8億円(前年比93.7%)

2.アメリカ: 約114.4億円(前年比125.9%)

3.香港: 約51.2億円(前年比84.9%)

4.韓国: 約37.5億円(前年比129.1%)

5.EU(イギリス含む): 約27.2億円(前年比116.2%)

これら上位3か国(中国、アメリカ、香港)で全体の約65%のシェアを占めています。  

日本酒の消費量は1973年のピーク時から減少し、2018年には約3分の1以下にまで落ち込んでいます。 2000年から2016年の間に、清酒製造業者の数は1,977者から1,405者に減少しています。特定名称酒(吟醸酒や純米酒など)の出荷量が増加し、2018年には全体の34.6%を占めるまでになっています。日本酒の輸出量は9年連続で増加し、特に中国、香港、台湾での需要が顕著です。海外でも高価格帯の日本酒が求められており、香港では1リットルあたりの輸出金額が1,800円と他国を上回っています。

これらの情報から、日本酒業界は国内市場の縮小に直面しつつも、高価格帯商品や海外市場での需要増加によって新たな展開を見せていることがわかります。

テイスティングの時間は、SOTYをはじめ、新潟の受賞酒も味わってみました。

今回初めて「利き酒」に参加させていただきましたが、酒蔵さんを含め、参加されている方々の真剣な眼差しが印象的で、このような機会を通して古きを温め新しきを知り、改良等を重ねて日本酒の歴史が長く引き継がれているのだと実感し、感銘を受けました。

また、目前で海外と日本酒の融合を目視することができ、それは大変刺激的な体験で、自分の新たな感情と出会うきっかけとなりました。国際交流の場ともなっており、「日本酒」を通して母国である日本と世界が繋がり、日本酒は世界を動かすことができる力強い存在であることを深く感じました。自分の中で感じたことや伝えたい思いがあり、もっと語学力を磨きたいと強く思い、成長意欲と向上心が増大しました。

イベント終了後、日本酒の酒情報館へ移動すると、海外の方が多くいらっしゃいました。私達日本人だけでなく、日本そして日本酒が世界で愛されていること、もっと知りたい・学びたいと思われているのだと、非常に奥が深いと思いました。

参加されていた皆様と共に日本酒を嗜ませていただき、みんな笑顔で笑いが絶えず、日本酒は”平和や幸せを呼ぶ飲み物だ”と感じたのでした。

この度は、参加させていただき、誠にありがとうございました。

引き続き精進してまいりますので、何卒よろしくお願いいたします。

また次のレポートでお会いしましょう。

2025 Miss SAKE 新潟 児嶋美智花

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