Asami Sudo, 2018 Miss SAKE, joined the dinner party held by Mr. Kenji Hiramatsu, Japanese Ambassador Resident in India, ahead of the SAKE promotion event at ambassador’s residence.
[English Follows]
皆様、こんにちは。2018 ミス日本酒の須藤亜紗実です。
9月8日に在インド日本大使館大使公邸にて開催された日本酒PRイベントに参加するため、インド・ニューデリーに行って参りました。
この度の日本酒PRイベントは、近年急激に経済発展を遂げ、また国内での日本食への関心が高まっているインドでの日本酒普及を目的に、在インド日本国大使館様により企画・開催されました。イベントには日本から日本酒造組合中央会 海外戦略委員会の井内博美様をはじめ、山形県 月山酒造様、福島県 人気酒造様、兵庫県 明石酒造様の各蔵元様が参加され、私も2018 ミス日本酒としてインドでの日本酒PRのお手伝いをさせて頂きました。イベント当日の様子についてはこちらをご覧くださいませ。
そしてイベント開催を翌日に控えた9月7日、駐インド日本国特命全権大使 平松賢司様ご夫妻に夕食会にお招きいただき、私も皆様とともに参加させて頂きました。
夕食会では、平松大使ご夫妻をはじめとした大使館の皆様より、インドにおける近年の日本食への関心の高まりやインドの飲酒文化についてお話を伺うことができました。ここ一年の間にインドでは日本食レストランが急増し、日本食は、イタリアン、中華料理に次ぐ第3の波として大きな注目を集めているのだそうです。一方で日本酒の普及は未だほとんどなされておらず、日本酒を扱う酒屋さんを見つけることすら難しい状況にあるそうです。だからこそ今回のイベントが、現地の料飲関係の皆様に日本酒に関心を持っていただく契機になれば、と平松大使ご夫妻はお話しをしてくださいました。
また、これまで実際に第一線において日本酒普及活動に関わってこられた蔵元の皆様、日本酒造組合中央会の井内様からは、国内外における日本酒の知名度・人気の高まりについてお話を伺うことができました。
「今から数十年前、ごく一部の地域の日本酒が一世を風靡していた時代には、東京の百貨店に福島県や山形県の日本酒が並ぶことはほとんどなかった。その後、制度の変化、流通システムの変化、そして情報化社会への変化に伴い、日本酒を取り巻く状況はここ数十年で大きく変化している。我々は今まさしく日本酒業界の変革の時代を生きている。」
日本酒の需要開発に長く携わって来られた蔵元様からは、そんなお話を伺うことができました。
そして海外での日本酒の普及もここ数十年で目覚ましい変化を見せております。
「例えばニューヨークでは日本酒に全く関心が持たれていなかった時代から、小さなお猪口でお燗酒を楽しむ “Hot SAKE” が話題となり、今や様々な酒器や温度帯でお料理との組合せを楽しむsake pairingが人気となっている。異文化の地で日本酒の魅力を知っていただくためには、その地の食習慣や文化の理解、日本酒の管理や楽しみ方の教育等、様々な側面が重要となるが、適切に管理された『美味しい日本酒』を味わっていただければきっとその魅力に気づいていただけるはず。インドでも、今すぐにとは言わないまでも、今回のような活動から徐々に認知度を高めてもらえれば、5年後・10年後の状況はきっと異なっているであろう。今回のイベントはそのための一歩として大切な意味を持っている。」
これまで国内外での日本酒普及に携わってこられた皆様から、こうした実体験に則した貴重なお話を伺うことができ、現代を生きる私達が日本酒を取り巻く環境の大きな変革の時期にいることを改めて意識することができたと同時に、今回のイベントが持つ意義の大きさも再度認識することができました。
また夕食会では近年注目を集めているインド産の赤ワインも頂戴致しましたが、凝縮した深い果実の香りを伴いながら、心地よい酸とシルキーなタンニンが感じられ、バランスの整った完成度の高さに大変驚きました。
アルコール消費のほとんどがウイスキーであるインドといえども、その他のアルコール飲料、特に日本酒と同じ醸造酒であるワインにこれだけの完成度があるということは、日本酒の普及にもきっと可能性があるのではないか。
素敵なお食事とインド産ワイン、そしてもちろん日本酒を頂戴しながら、そんな思いを抱かせていただきました。
そして、夕食会では平松大使ご夫妻、そして大使館の皆様にミス日本酒の活動についてもご紹介をさせていただき、皆様より温かな応援のお言葉を頂戴致しましたことを大変光栄に思っております。素晴らしいお食事の数々とともに、皆様より学びに満ちた貴重なお話を伺うことができ、翌日のイベントに向け再度身が引き締まるとともに、期待と興奮の高まるひと時を過ごさせて頂きました。
ご多用の中このような素晴らしい機会を設けてくださいました平松大使ご夫妻、そして全ての関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
2018 ミス日本酒 須藤亜紗実
[for English Speakers]
Hello, everyone. This is Asami Sudo, 2018 Miss SAKE.
On September 8th, I joined “the Evening with Japanese Sake” at ambassador’s residence in India. The Evening with Japanese Sake was held by the Embassy of Japan in India to promote SAKE to Indian restaurant and hotel purchasing managers and Indian journalists. This time, Ms. Hiromi Iuchi from the Japan Sake and Shochu Makers Association and sake brewers form Gassan Sake Brewery Co., Ltd., Ninki Inc. and Akashi Sake Brewery Co., Ltd. joined the event, and it was a great honor for me to join the event as 2018 Miss SAKE. You can see the details on the event here.
And the day before the SAKE promotion event, Mr. Kenji Hiramatsu, the Japanese Ambassador Resident in India, held a dinner party for us. At the dinner party, Mr and Mrs Hiramatsu taught us about a growing interest in Japanese food in India and the recent situation regarding alcohol consumption including SAKE.
They told that while the number of Japanese restaurants has rapidly increased in India, consumption of SAKE is still quite limited, so they hoped the next day’s event would become an important step for the development of SAKE promotion in India.
Welcomed with splendid food and warm hospitality of Mr and Mrs Hiramatsu and the members of the Embassy of Japan in India , we could spend meaningful an relaxing time for the next day’s event.
Also, it was an honor that I could introduce them the activities of Miss SAKE and have lots of warm words of encouragement to our activities.
I extend my deep appreciation to all the people involved in the dinner party.
Asami Sudo, 2018 Miss SAKE