Asami Sudo, 2018 Miss SAKE, joined “the Evening with Japanese Sake” at ambassador’s residence in India.
[English Follows]
皆様、こんにちは。2018 ミス日本酒の須藤亜紗実です。
9月8日、在インド日本国大使館大使公邸にて現地の料飲関係者の方々、各種メディアの方々約130名様を対象として開催された日本酒PRイベントに参加して参りました。
この度の日本酒PRイベントは、近年急激に経済発展を遂げ、また国内での日本食への関心が高まっているインドでの日本酒普及を目的に、在インド日本国大使館様により企画・開催されたイベントです。インドは人口13億人を超える世界第二位の人口大国である上、近年は毎年7%近い経済成長率を維持しながら急激な経済成長を遂げており、現在世界で最も勢いのある国の一つとして大きな注目を集めています。
今回のイベントには日本から日本酒造組合中央会 海外戦略委員会の井内博美様をはじめ、山形県 月山酒造様、福島県 人気酒造様、兵庫県 明石酒造様より各蔵元様が参加され、私も2018 ミス日本酒としてインドでの日本酒PRのお手伝いをさせて頂きました。
イベント開始時には、駐インド日本国特命全権大使 平松賢司様、そしてインドのホテル・飲食店購買主任の皆様により構成されるHospitality Purchase Managers Forum (HPMF INDIA) ボードメンバーのサンジェイ・ヴェルギーズ様より開会のご挨拶がなされました。
お二人からは、近年の日印友好関係は様々な領域においてかつてないほどの深まりを見せており、特にこの数年はインドでの日本食への関心が大きな高まりを見せているというお話がなされ、今回のイベントがインドにおける日本酒普及のための契機となることを祈念するお言葉が届けられました。
また僭越ながら私も皆様の前にてご挨拶をさせていただき、日本の國酒・日本酒が日印友好関係のさらなる発展の架け橋となるように、そしてこの度のイベントがインドの皆様に日本酒の魅力を知って頂くための大切な一歩となるように、との思いを伝えさせて頂きました。
そして乾杯に先立ち、日本酒造組合中央会の井内様よりインドの皆様に日本酒の紹介がなされました。井内様は、品質管理の難しい日本酒をインドの皆様により良い状態で召し上がっていただくために、「日本酒を見つけたらとにかく冷やして保存をしてほしい。ここにいらっしゃる皆様一人一人にそのことを知っていただき、皆様一人一人がその情報を広めてくださったら、インドにおいて良い状態の日本酒が広まるための大切なステップになるはず。」そうお話しになっておられました。そしてVTRを用いた日本酒の製造過程のご紹介もなされ、参加者の皆様は、複雑かつ繊細な技術を要する日本酒の醸造について、真剣な眼差しで知識を深めていらっしゃいました。
その後の試飲会、商談会では前述の月山酒造様、人気酒造様、明石酒造様のブースに加え、今回地震の影響により蔵元様の参加が叶わなかった北海道 国稀酒造様の日本酒ブース、さらに焼酎の紹介ブースも設置され、現地の料飲関係者様、輸入業者様、各種メディアの皆様は日本から届けられた状態の良い日本酒の数々を楽しんでおられました。
また、この日は今年3月に日印間で水産物衛生証明書による日本産水産物輸入の合意がなされて以降、大使館でのイベントでは初めて日本産水産物のお寿司が提供され、参加者の皆様は、天ぷらなどの日本食の数々とともに新鮮な魚介類を楽しんでいらっしゃいました。
この日のイベントには、これまでの在インド日本大使館日本酒PRイベントで最多となる約130名の現地の料飲関係者の方々、各種メディアの方々が参加されており、会場内は終始大きな盛り上がりを見せておりました。参加者の方々の中には、今回のイベントで初めて日本酒を口にされたという方も多くいらっしゃったようですが、皆様味わいの異なる様々な種の日本酒を口にされながら「美味しい」と笑顔をお見せになっておられ、蔵元様とも積極的にお話をされておりました。
また今回の滞在中、たくさんのメディアの方々より取材も受させていただき、こうした様子からも、現在インドにおいて日本酒が大きな注目を集めていることを改めて実感することができました。
インドでの日本酒普及のためには、インドの飲酒文化の問題、規制の問題、税の問題、ビジネス上のコミュニケーションの問題等、解決しなければならない問題は未だ多くあると言わざるを得ません。しかし今回のイベントにて、日本酒を楽しんでいらっしゃる現地の皆様の笑顔を拝見させていただき、日本酒はきっともっともっと多くのインドの方々に受け入れていただけるのではないか、そんな期待や可能性を感じることができました。
そしてこの度インドにて、まさにこれから日本酒を普及し始めようとなさっている第一線の活動にご一緒させていただくことができ、一国における日本酒の普及活動には幾重もの過程が必要であること、そしてその根底には両国の文化交流が不可欠であること等、大変多くのことを考え、学ばせて頂くことができましたこ。
ミス日本酒として私にできることはほんのわずかであるかもしれませんが、こうして得ることができた貴重な経験を今後の活動へと活かし、日本酒や日本文化の魅力を一人でも多くの方に知っていただけるよう、より一層精進して参りたいと思っております。この度のイベントがインドにおける日本酒普及に向けた大きな一歩となることをミス日本酒として心より願っております。
また、この度のイベントの様子は以下のサイトでも取り上げていただいております。是非こちらも合わせてご覧くださいませ。
<在インド日本国大使館 Website>
<NHK News Web「インドに蔵元が日本酒をPR」>
<時事ドットコム「インドで日本酒飲もう-各地の酒蔵、輸出増狙う」>
改めまして、この度はこのような貴重なイベントに参加させていただき、誠に有難うございました。
2018 ミス日本酒 須藤亜紗実
[for English Speakers]
Hello, everyone. This is Asami Sudo, 2018 Miss SAKE.
On September 8th, I joined “the Evening with Japanese Sake” at ambassador’s residence in India. The Evening with Japanese Sake was held by the Embassy of Japan in India to promote SAKE to Indian restaurant and hotel purchasing managers and Indian journalists.
The current population of India is more than 1,300million and it ranks number 2 in the list of countries by population. Also, the Indian economy growth rate has continued recording about 7 percent, which has made India one of the most remarkable and energetic countries in the world.
This time, Ms. Hiromi Iuchi from the Japan Sake and Shochu Makers Association, JSS, and sake brewers from Gassan Sake Brewery Co., Ltd., Ninki Inc. and Akashi Sake Brewery Co., Ltd. joined the event, and it was a great honor for me to join the event as 2018 Miss SAKE.
At the opening, Mr. Kenji Hiramatsu, the Japanese Ambassador Resident in India, and Mr. Sanjay Verghese, the advisory board member of Hospitality Purchase Managers Forum, HPMF INDIA, made speeches. In the speeches, they told that the Japan-India relationship has flourished to a great extent in many aspects and, among them, the interest in Japanese cuisine has been drastically increased. So, they expressed their wishes that the SAKE Promotion event would be an important step towards the further development of SAKE in India.
And it was a great honor for me to have an opportunity to give a speech following Ambassado Hiramatsu and Mr. Verghese. I was glad that I could mention my wish that SAKE would become one of the significant cultural bridges between India and Japan.
After the speeches, Ms. Iuchi from JSS introduced the brewing process of SAKE using movies, which the guests listened to and watched in earnest.
At the tasting and business session, the guest tasted sakes from Kunimare Sake Brewery Co., Ltd., Gassan Sake Brewery Co., Ltd., Ninki Inc. and Akashi Sake Brewery Co., Ltd. as well as some kinds of shochu.
To the event about 130 of Indian restaurant and hotel purchasing managers and journalists came, so from beginning to end, an energetic and joyous atmosphere prevailed at the venue. As Miss SAKE, I was very glad that I could hear a lot of expressions of “delicious and great” by the lndian guests.
By staying in India for several days with learning about Indian culture and communicating with local people, I could learn that introducing SAKE to somewhat new region would be a quite challenging and hard thing. But by joining the SAKE PR event and seeing lots of smiles of local people, I think I could feel the possibility of SAKE development in India.
What I can do as Miss SAKE may be a little, but as a global goodwill ambassador of Japanese culture and SAKE, I’d like to try my best to have more people get interested in Japanese culture.
And the official website of the Embassy of Japan in India made reports on the event. You can see it from the following link.
http://www.in.emb-japan.go.jp/itpr_en/00_000690.html
Once again, I hope the SAKE PR event will be an important step for further development of SAKE in India. I extend my deep appreciation to all the people involved in the event. Thank you very much for the valuable learnings and experiences.
Asami Sudo, 2018 Miss SAKE