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2021 Miss SAKE 兵庫 川崎悠加里 / 第12回ナデシコプログラムレポート

第12回ナデシコプログラムでは、グローバル・エデュケーションアンドトレーニング・コンサルタンツ株式会社 布留川勝様・福田聡子様による、「パーソナル・グローバエイゼーション」「右脳型英語学習方」を受講させていただきました。お話の中で感じたことをそれぞれ短く記させていただきます。

VUCA

今の世の中は、VUCAワールドの呼ばれています。

VUCAとは、Volatility(変動制)・Uncertainty(不確実性)・Complexity(複雑性)・Ambiguity(曖昧性)の頭文字をとった言葉です。

本ご講義の中では、そのような時代にアンチ「ダーウィンの法則的生き方」をするのは危険だというお話がございました。

つまり、強いものは生き残るという考えは危険であり、変化に対応できるものこそが生き残るという考え方です。

現状維持では生きることができず、私たちは何十年か後のキャリアをどう自律的に描くのかということを問われているのです。

3種類の人材の熾烈なポジション争い

ピラミッドの頂点は、超優秀兼ハングリーで、3000万円越人材
ここにグローバルリーダーや先進国新興国が含まれます。

その下に優秀で安定志向な400-1500万円人材が入り、そこに所謂日本型のエリートが。

一番下は、優秀でハングリーで100万円人材がいて、夢はあるが貧しく、失うものがない人々です。
新興国のハングリーな人やトップタレントがここに包含されます。

他国から、日本型エリートは「どうかそのままでいてくれ」と言われるわけです。
世界を舞台にした時、日本人はこのように言われているのかと悲しくなりました。

私が日本人でなければ、優秀なものの安定志向な人材は、使いやすくとも、ライバルにはならないなと安心すると思います。
このお話を聞いて、「日本人だって….!」と、闘争心に火がつきました。

日本で程よい評価をもらい、そこに安心して鎮座しているだけでは、国として他国と勝負できないのです。
新人はもちろん、役職が上がった人も含め全員がハングリーでないと、日本という国で安定することはできても世界規模で見た時には衰退していくだけなのだと感じています。

コロナショックがもたらすニューノーマル

新型コロナウイルスの影響によって、SNSがより発達しました。

距離を理由に人に会えないという言い訳は通用しなくなり、海外の人とも繋がることができる人は、海を超えた繋がりに積極的になりました。

距離という障害がなくなり、言語や文化理解が得意な人とそうではない人との間により大きなギャップが生まれたとも言えるのです。

専門性が高く個性が強い人たちが、新たなテクノロジーを駆使しながらコラボレーションして、新しい価値を生み出していくはずです。

そのような中で、意見の主張が少ないと言われている日本人は、より環境に対応して変化していく姿勢を求められているのではないでしょうか。

Learning AnimalsとOperation Excellence

Learning Animalsとは、学習を続ける人材を指し、常にアンラーニングをしながらコンフォートゾーンから離脱しようともする人です。
変化を楽しみ、没頭型で情熱に溢れています。

一方で、Operation Excellenceは、決められた業務や、過去に例のある物事をうまく進める人材を指します。
与えられた解を導きながら、正解を追求します。

布留川様は、Operation Excellenceの能力がありながらも、Learning Animalsのマインドセットも持つことが大切だとおっしゃられていました。
変化に適応するために、柔軟性を持つだけでなく、バラエティに富んだ特性をそもそも備えておくことが大切なのだと感じました。

グローバル人材定義要素

グローバル人材を定義する要素は、2つのOSと3つのアプリケーションで構成されています。

2つのOSとは、ビジョナリーシンキングとセルグエンパワーメントです。

ビジョナリーシンキングでは、右脳の直感力でありたい姿を可視化し、左脳で緻密に要素を検証して出来上がりを右脳でチェックします。

セルフエンパワーメントとは、自分自身を常に最高の状態にしようとするマインンドを持ち、かつその方法について熟知し行動するスキルです。いわば自己強化力です。

3つのアプリケーションは、ダイバーシティとコミュニケーション、グローバルイングリッシュで構成されています。

ダイバーシティとは、自分と価値観・国籍・性別・専門性・世代の違う相手と協働でき、お互いモチベートできる力です。多様性や協働力という言葉で言い換えられます。

コミュニケーションとは、状況対応的に複数のスキルを使い分けるプロフェッショナルコミュニケーターを指します。プレゼンテーションはできるけど、ネゴシエーションはできない、というのではこの要素が少ないことになります。

最後、グローバルイングリッシュですが、ノンネイティブだが、ビジネスやプライベートで十分に意思疎通を持てる英語力を指します。

ビジョナリーな人になるために必要なのは、CQ(好奇心)やUnlearning&Relearningというマインドと、過去・現在・未来を結びつける力のコラボレーション力です。培ってきた知恵や理解を、未来を構想する力を要します。

ビジュアライゼーションによって、すでにその状態が起こっているかのような感覚を呼びおこす(錯覚)させるのです。

鈴木一朗選手も本田圭佑選手も、自分がプロになるまでの道筋を実際にその道をすでに辿っているかのように具体的に決めていました、小学6年生の頃の話です。

羽生結弦選手も、何度も何度もスケートリンクで完璧な演技をするイメージトレーニングをするとおっしゃっていました。

成功するためには、成功の練習を何度も繰り返すことが必要なんだと感じています。

成功ビジョンを支える思考力

そして本ご講義では、成功ビジョンを支える思考力として、LogicalとSystemというキーワードが挙げられていました。

現実を静的に捉える力と、現実を動的に捉える力です。前者は深掘りする力が、後者はレバレッジポイントを押さえる必要があります。

Logical thinkerであり、Systemn thinkerであることが求められています。やはりここでもバラエティに富んだ特性が必要です。

二刀流どころか、四刀流も五刀流も求められるのです。いくつものスキルを身につけ、それらを状況に応じて使い分けることが必要なのです。

セルフエンパワーメント

自分を常に最高の状態にするセルフエンパワーメントでは、3つのポイントがあります。

1つはセルフトークがもたらすメカニズムです。
仮に思っていなくても、「人生楽しい!」や「必ず成功する!」、「自分はすごい人」などの言葉を口に出すことで潜在意識から行動をコントロールするのです。

2つ目のキーワードはレジリエンスです。レジリエンスとは、逆境から立ち直る力、心の復元力と言い換えられます。
レジリエンスには3種類あり、それぞれ能力の開発を継続する知的レジリエンス、自分を芯から癒す感情的レジリエンス、居心地の良い人脈だけでなく、多様な価値観をの人脈を持つ社会的レジリエンスとなっています。

これらは、精神的に追い詰められたときに意識するのではなく、日頃実践することが抑止力に繋がると言われています。

3つ目はアサーティブネスです。
アサーティブネスとは、攻撃的でもなく受身的でもなく、物事のありのままを受け入れたり、オープンかつ確固たる態度と行動を持つような思考やコミュニケーションを持つことです。
アサーティブであることは、周囲から尊敬と信頼を集めることで人生が充実し、セルフエンパワーすることに繋がるのです。

長くなりましたが、グローバル人材を定義する要素は、もちろん身近な人間関係にも活用できます。

これらの要素を持つ人は、グローバルという大きな視野で見た時に魅力的であることから、もちろん小さな視野である家族や友人関係においても魅力的になるはずです。

また、自分が魅力的になるためには、人の魅力に気がつく洞察力も必要です。
どこか魅力的だと感じる人に対して、なぜ魅力的に感じたのか、どうすればその魅力を自分に取り入れることができるのかを考えるのです。

そのような心持ちをもとに、老後若さゆえの美しさが減っても、そこに残る自身の魅力を今から考えていきたいです。

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