~講義内容~「パーソナル・グローバリゼーション」
Part1 「Why」なぜ自分をグローバル化する必要があるのか?
Part2 「What」どのような能力を持った人のことなのか?
Part3 「How」日々どのようにして身につけることができるのか?
上記についてグローバル・エデュケーションアンドトレーニング・コンサルタンツ株式会社 布留川勝様よりご講義を賜りました。
~Part1 「Why」なぜ自分をグローバル化する必要があるのか?~
現在世界は、破壊的な力を持つ4つの根本的トレンドにもたらされた劇的な変化のほぼ中途にあるとのこと。
4つの破壊的なトレンドとは「経済の重心の移動」「テクノロジーインパクト」「地球規模の老化」「流れ(フロー)の高まり」です。
この4つのトレンドが同時に起こっていることは、私たちの生きている世界、すなわち私たちが生まれ育ち、安定を享受し、私たちの意思決定に最重要な直感を形成してきた世界が劇的な変化を遂げることを意味し、私たちが現在もっている直感をリセットし、高成長する市場に素早く対応できるようになることが求められています。
トヨタ自動車株式会社代表取締役社長の豊田章男様も「自動車業界は100年に一度の大変革の時代」「勝つか負けるかではなく、まさに生きるか死ぬかという瀬戸際の戦いが始まっている」とおっしゃっています。
終身雇用、年功序列、優秀で安定志向な人材が重宝されてきた日本の社会。
この雇用形態、状態を保てていたのは日本が高度経済成長の中にいたからなのです。
日本の企業がグローバル企業として世界の中で生き残る為には、一人一人が今の世の中の現状を理解し、価値観を再構築し、今までに作り上げられてきた日本企業の良さを残しながらも、グローバルな力を身につける必要があると強く感じました。
その為に今私たち個人が出来ることは「個人の能力や人間力を高め、どこへ行っても必要とされる優秀で魅力的な人になること」
世の中や他者を変えるのはとても難しいことですが、自身を成長させ自己改革をしていくことはいくらでもできます。
現在の自身の認識の甘さや知見の狭さに危機感を覚えると共に、まだまだ自分を変えていくことが出来る可能性を感じワクワクした気持ちがわき上がって参りました。
〜Part2 「What」どのような能力を持った人のことなのか?〜
さて、私たち個人がグローバル化することの重要性を理解したところで、一体どのような人を「グローバルな人材」というのか。
グローバルな人材とは、ついていきたいと思わせる「リーダーシップ」と一緒に働きたいと思わせる「共感性」と兼ね備えた人とのこと。
つまり「ビジョナリーシンキング(右脳と左脳)」「セルフエンパワーメント(自己強化力)」を中核に持ち、「ダイバーシティ」「コミュニケーション力」「グローバルイングリッシュ」を身につける必要があります。
そしてこの5つの能力は才能ではなく、全て訓練することにより身につけることができるとお聞きし、力が湧き上がって参りました。
そして大変興味深かったのは「世界で成功している人には共通した思考パターンがある」という事実です。
まさに、その思考パターンとは上記の5つの能力に通じるものではないでしょうか。
「能力」だけでも「魅力」だけでもない、その人の総合力としての価値。
私がナデシコプログラムを受講する中で最も感じていたのが「人としての総合的な魅力」の重要性でした。
何かに秀でていることは非常に素晴らしい。
けれども、能力があるだけでは一緒に仕事をしたいと思っていただくことはできません。
人間力、コミュニケーション力も非常に大切な要素になることを痛感致しました。
講師の先生方やファイナリストの方と関わる中で、様々な刺激を受け、多くの学びを得ております。
まさに、ダイバーシティ!
多彩な能力を持った方と関わりそれらを受容し、共に何かを生み出す為に個人としての力を日々磨くこと。
Miss SAKEとして活動することの核心に触れる貴重なお話でした。
~Part3 「How」日々どのようにして身につけることができるのか?~
そして最後に「グローバル人材になる為の能力」をどのようにして身につけるか。
その要は「ビジョナリーシンキング」です。
- ひらめく(右脳)
- 検証・組み立て(左脳)
- 俯瞰する(右脳)
このような流れを日常の中で実践を繰り返すことで5つの能力を身につけることができるそうです。
「『①ひらめく』だけで終わって行動に移さない人が非常に多い」とおっしゃっていた布留川様。
自身の中で思い当たることが多々ございました。
直感や情熱から生まれた「こんなことをしてみたい!」という強い想い。
しかし…「本当に私に出来るのかな」「周りの人はどう思うのだろう」などと余計なことを考えている内に時期を逃してしまいます。
この問題も、検証・組み立てをしっかりして見通しを立て、再び俯瞰することで、一歩を踏み出す大きな力になると確信致しました。
そしてその際に重要なのが「具体的に未来を思い描くこと」です。
非常に興味深かったのが、野球の鈴木一朗選手の作文です。
その中には…
一流のプロ野球選手になる、365日中360日は激しい練習をする、1週間で友達と遊べる時間は5.6時間、ドラフト1位で契約金は1億円以上…
と驚くほど具体的な内容が書かれていました。
具体的な目標を定めることで今自分がすべきことが見えてきます。
後はそれをコツコツ日々実践し続けるだけ。
非常にシンプルなのです。
強い「決意」とそれに伴う日々の「行動」、このシンプルなことをいかに続られるかが最も重要であると確信致しました。
また、絶え間なく自分を強化していく「セルフエンパワーメント」や、逆境から立ち直る力「レジリエンス」、相手を尊重した上で自分の意見を伝えるコミュニケーション方法論「アサーティブネス」の重要性についてもご説明いただきました。
私は、今までの自身の経験を振り返った時に「アサーティブネス」について思い当たることが多くございました。
クラリネットのプレイヤーとしてオーケストラの舞台に立ったり、ホールのコンサートで歌ったり、お振り袖を着て皆様の前で司会をさせていただいたり、人前に立たせていただく経験をして参りましたが、どちらかというと私はPassive(受身的)な性質の人間です。
自分を見て欲しい!という気持ちよりも、素晴らしいもの、美しいもの、愛しているものを伝えるメッセンジャー、アンバサダーとして皆様に何かを伝えていきたい!という想いの方が強く、それが私の生きる上での主軸だからです。
時には、少し「控えめ」な印象を持たれる私。
衝突・争いを過度に避けたり、人に合わせすぎるのではなく、常に心をオープンに保ち、相手を尊重しながらも、気持ちよく自分の意志を伝えていくことを習慣づけて参ります!
また、Miss SAKEとして日本酒や日本文化を世界へ発信する際に必要な「異文化コミュニケーション」
文化や価値観の異なる外国の方とスムーズなコミュニケーションをするには、英語を話す力だけではなく相手の価値観や信念を理解することが非常に重要だと学びました。
見えている部分だけでなく、見えない部分にある相手の心の内をしっかりと受け取り、お互いに心地よい意思疎通が出来るよう心がけて参ります。
~講義内容~「右脳型英語学習方法」
上記についてグローバル・エデュケーションアンドトレーニング・コンサルタンツ株式会社 福田聡子様よりご講義を賜りました。
まず、私が素直に嬉しい気持ちになったのが福田様の「英語は時間がなくてもモノにできる」というお言葉でした。
その秘訣は「右脳にアプローチする」という英語の勉強方法にありました。
「左脳型で勉強してTOEICで800点のスコアを持つ人」
「右脳型で勉強してTOEICで600点のスコアを持つ人」
英語の発揮能力(話す力)はどちらが高いと思われますか?
実は、英語の保有能力が低いにもかかわらず、後者の「右脳型」の人の方が発揮能力が高いそうです!
「右脳型学習方法」とは、イメージを大切にし、単語や文章を機械的に大量に繰り返すことによりインプット、並列処理方式で学ぶ方法のことで、フランス、イタリア、スペイン人の方に多いそうです。
基本的な学習方法「英語は3Rで!」
- Read 多読×音読
- Repeat 繰り返し発声(×7回は繰り返す)
- Reuse 何度も×様々な場面で使う
英語を学ぶ際に大切なのがモチベーションです。
「英語を話せるようになったら自分自身にどのような変化が訪れるのか」というテーマでファイナリスト同士で話し合い実践を行いました。
実際に思っているイメージを言葉にするだけで、頭の中がポジティブなイメージでいっぱいになり「勉強したい!」という気持ちが自然とあふれて参りました!
そして次に、右脳型英語学習方法3つのツールについて教えていただきました。
1,マイストーリー
「英語の話題を20種類以上持っておく」
趣味や仕事、自分の夢などについてあらかじめ文章を作っておきいつでもアウトプット出来るようにしておくと良いとのこと。
「自分のホームタウンについて」や「日本酒とは何か」などのテーマについてファイナリスト同士で会話をする時間をいただき実践しました。
Miss SAKEとして英語でお話しする場面を想像し、日本酒について、日本文化について、幅広く説明できるよう文面を作成しております。
2,ひとり言ウォッチング
「毎日1分×5回で英語のアウトプットを行い機能を鍛える」
今見えるもの、楽しい出来事、自分や他人の行動や感情を英語にして説明してみるという学習方法です。
その中で基礎力を確実に高める方法として「音読」「ディクテーション」「シャドーイング」「発声」についてもご説明いただきました。
短くても達成感のあるものを使い、ワクワクできる内容のものを選ぶことがポイントだそうです。
3,ひとりDVD
「海外ドラマや映画を使って、英語ジェスチャー・異文化価値観を体感する」
私は、洋画が好きだということと、もちろん理論も学ぶのですが、音楽でもナレーションでも感覚で身につけることが多かった為、こちらの方法は今までの生活で自然と実践しておりました。
言葉だけでなく、その場のシチュエーションや感情と共に言葉が頭に入って来る点がとても有効だと感じます。
ご講義の日より、自宅にあるお気に入りの洋画で早速実践しております。
グローバルな人材として活躍する為の能力やマインド作り、そして実際にコミュニケーションをする為の英語力。
その両方が揃ってはじめて、グローバルなMiss SAKEとして現場で活躍できるのだと強く感じました。
日々の積み重ねを大切に、目標に向かい学び続けます。
グローバル・エデュケーションアンドトレーニング・コンサルタンツ株式会社 布留川勝様、福田聡子様、貴重なご講義を誠にありがとうございました。