Miss SAKE News/Blog

2021 Miss SAKE 京都 中野由美子 / 第13回ナデシコプログラムレポート

【活動内容】

梅雨の晴れ間の日、東京・日本橋の地に創業されて360余年となられる和紙専門店「小津和紙」様に伺って、手漉き和紙体験と江戸切子体験をさせていただきました。

【日本酒を基軸に日本の伝統文化を学びました】

【1】江戸切子体験:酒にまつわる日本伝統に対する学びを深める重要性について

まず最初に訪れたのは、小津和紙様の隣に店を構えられている「江戸切子の店 華硝 日本橋店」様。江戸時代末期に日本橋で創出されたという日本の伝統工芸品である「江戸切子」を、実際にグラインダーを使って体験させていただきました。

▲華硝様の店舗に並ぶ、一点物の江戸切子たち

なんと、今でも全ての工程を職人さんの手作業でおこなっていらっしゃるという華硝様の店内に並ぶ江戸切子の商品たちは、繊細な紋様が印象的なまさに匠の技が凝縮された芸術品という感じがするエレガントな佇まいでした。

誰もが一度は目にしたことがある切子紋様の「矢来」をはじめとし、華硝で独自に生まれたという「華吹雪」という紋様まで、色ガラスの表面に緻密に刻まれたデザインはどれも美しく規則正しく、日本人の繊細で几帳面なこころが宿っているように見えました。

▲大きめのクロス状に刻まれた模様が矢来紋様です。このグラスで飲む日本酒は格別でしょう!

特に心に残ったのは、華硝オリジナルデザインという「糸菊つなぎ」と名付けられた、中でも繊細で緻密な細い線が印象的な紋様でした。
これが手作業なの?と目を疑うような正確で細かなデザインは、濃い色のガラスの表面に細く、しかしはっきりとした模様を描き、見る人の心を奪います。

この精巧で高貴な菊模様で日本酒をいただいたら、どんな気分だろう?普段から飲みなれたお酒であっても、きっと飲み口が変わってくるのではないかと妄想が広がりました。

私が感じた通りでしたが、菊模様には「高貴」「高尚」という意味があるということで、目上の方に対する贈答品にもぴったりなのだとか。

他にも、市松模様の「玉市松」は、上下左右にどこまでも繋がり広がることから、子孫繁栄や事業拡大などといった願いにも通ずる縁起の良い紋様だそうです。うーん、一見幾何学模様に見えなくもない模様に、人々の願いや思いや尊敬の念が込められているなんて、とっても素敵ではないですか!

▲こちらが華硝オリジナルの玉市松紋様です。

日本酒と酒器は切っても切れない密接な関係。酒器の美しさに惹かれて日本酒の魅力に気づくという方もいらっしゃるかもしれません。

そういった方に向けて、切子紋様の意味をお伝えすることができるようになっておくことは、私たちにとって非常に重要なことだと思いました。

▲体験では実際にグラインダーを使って色硝子に切子紋様を付けました!楽しい!

てぬぐいのときにも感じたことですが、日本酒を基軸に周辺の日本の伝統工芸を学んでいくと、日本酒単体で見る日本酒の世界がより一層彩り豊かに楽しくなります。

このワクワクを伝えられる役目を果たせることに喜びを感じつつ、自分から広めようと思えば無限の可能性がある日本文化の奥深さを改めて噛みしめる体験会でした。

華硝の皆様、貴重な体験をありがとうございました!

【2】手漉き和紙体験:「体験」を添えて学ぶ機会を提供する価値について

東京・日本橋の地で創業から360余年続く和紙の専門店「小津和紙」様の小津和紙本館ビル1階には、実際に和紙を自分で漉く「手漉き和紙体験」ができる工房が併設されています。

この日、丸一日アテンドしてくださった小津和紙 高木様が、軽快なテンポと話芸で私たちを楽しませながら、手漉き和紙の手法から実践までを丁寧に教えてくださいました!
それも和紙の知識にとどまらず、日本文化・歴史にまつわる知識をクイズ形式で楽しく出題しながら解説してくださった時間が楽しくて、あっという間の1時間。

▲クイズの答えを考えるファイナリストと高木様。

痛感したのは、日本文化や歴史に対する知識の浅さです。
小学校で教わる知識を組み合わせれば導き出せるような問題でも、チンプンカンプンな回答を連発してしまい、これには高木様も他のファイナリストの皆様も苦笑いでした。

自分が自己PR動画で申し上げた通り、日本酒は私の大好きな「日本の美のこころ」や「日本文化」が集約された伝統文化です。その魅力を発信したいと意気込むアンバサダーが、歴史や文化の成り立ちを知らないでは務まりません。

▲この原料を溶かした液体ができるまで、すべて手作業で原木を加工されているのが美濃和紙の特徴です。100kgの原木(こうざ)からおよそ4kgの和紙を作るという、なんとも贅沢な加工作業。当時、和紙というと普通の高級品であったということも頷けます。

 

▲高木様の掛け声で足を踏ん張り力を込めて!和紙づくりは体力が要る仕事でした。

手漉き和紙体験では、体験しながら知識を得ると自分事化して習得しやすく、何より楽しい!ということを学ぶことができました。

これを機に、初心に戻ったつもりで歴史を学び直して、せっかく東京にいるわけですから、特に江戸時代以降に賑わった文化の発祥地や関連の地には実際に足を運んで「体験」を基軸に知識を深めていきたいと思います。

きっと日本酒に興味を持っていただくキッカケも、「体験」が大事なはず。

「日本酒にまつわる体験」を促す仕組みづくりやキッカケづくりは、オフラインの場づくりが難しくなった今日だからこそ、活性化できるチャンスではないでしょうか?

ファイナリストとしてすぐにできる活動として、YouTube動画での日本酒周辺領域を含めた「体験」の提供を引き続きがんばってまいりたい所存です!

高木様、貴重な体験のご提供、楽しく学び多きお話をいただきありがとうございました!

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