2021年4月18日 第7回ナデシコプログラム
・一般社団法人ミス日本酒 愛葉理事長「ファイナリスト心得」
・合同会社セレンディピティ代表 黒田正雄様「サブカルチャ―・クラシック音楽」
・末生流笹岡家元 笹岡隆甫様「いけばな~2021年それ以降に向けて~」
一般社団法人ミス日本酒 愛葉代表理事「ファイナリスト心得」
第一講目は、ファイナリスト心得についてお話を頂きました。
今年で8代目となるMISS SAKEの歴史を知る事ができファイナリストとしての責任の重さを感じる事ができました。
印象に残った事は「今日からあと何日生きられるか」「時間にお金を使う事」です。
愛葉代表は自分自身で余命を設定してアプリを入れて「残りの人生」があと何日か見る事で命と時間の大切さを感じていらっしゃるそうです。
実際にお話を聞いてアプリを入れ、私は何十年も先だと正直重さを感じる事ができなかったので5年先を設定したところ、5年後の26歳まで約1900日でした。
そうすると現在の大学生活が本当に貴重な時間であること、達成したい目標を叶えるまでに時間が少ない事を実感し全ての時間が惜しいと感じました。
また「時間にお金を使う事」は、自分が持っている命の中で豊かな経験をする為にお金を使うということです。
自分がなりたい人物像に近づく為にはどこの部分に時間とお金を投資するべきか考え、日々全力で過ごしていこうと感じました。
合同会社セレンディピティ代表 黒田正雄様「サブカルチャ―・クラシック音楽」
第二講目は、黒田正雄様よるサブカルチャーとクラシック音楽についてご講義頂きました。
私は幼少期からピアノを習っており、中学高校時代でオーケストラ部に所属していた経験からクラシック音楽についての知識はあると感じておりますが、サブカルチャーとの組み合わせが全くイメージできませんでした。
黒田様は、プロのオペラ歌手であることを活かしゲーム音楽を作成しておられます。
私は、CMで流れているクラシックのようなゲーム音楽に興味を抱き調べていた時期がありました。まさか自分がその作成している方にお会いしているという不思議な気持ちと嬉しさでいっぱいなお時間でした。
起業された頃は、「オケコン」にあまり良いイメージがなかったそうです。
【0から1にすることの困難さ】【はじめは大変で風当たりが強くても実績をつける事で求めてもらえる】というお話を聞き、0から始めて悩まれて現在は多くの方に愛されている音楽を作っていらっしゃる黒田様のお言葉は私にとって大きな刺激となりました。
末生流笹岡家元 笹岡隆甫様「いけばな~2021年それ以降に向けて~」
第三講目は、笹岡様による「生け花」についてお話を頂きました。
生け花に触れる機会が今までなかったのですがお話を聞いて生け花とは【花と向き合う事で自分が見えるもの】であると感じました。
私はフラワーアレンジメントを習っていたことがあるのですが、それと比べて生け花の強みは【花を始めとした自然全てに対し感謝をして接する事】です。
- 生け終わった花を捨てる時は、和紙に包んで日本酒をかけ手を合わせて清めること(鎮花)
- 生まれる前の段階である土、葉、根から大切にする(末生)
など単なるアートではなく命をみて「生かす」ことが生け花だそうです。
また室町時代は「左右非対称」なデザイン(崩しの美)
江戸時代は「三角の形」と、他にも数学的な美意識(白銀比)、左右非対称+何か別な要素が入ったデザイン(天地人)
生け花が美しいとされるデザインは時代によって変わってきたことが印象的でした。
このように色々な事に挑戦して変化していく生け花は、「正面だけ美しければ良い」とされていましたが、建築空間を造るものとされるため空間によって変化してきたと感じます。
このように時代や用途に合わせて変化し続ける事で伝統を守りつつ人々に「華」と「癒し」を与えることが出来るのだと感じました。
貴重なお時間と素晴らしいお話、誠にありがとうございました。