Miss SAKE News/Blog

2021 Miss SAKE 神奈川代表 関香乃子 / 第9回ナデシコプログラム

  1. 株式会社かまわぬ専務取締役 高橋基朗様【手ぬぐい講座】
  2. 2016 Miss SAKE 田中沙百合様【「道」について】
  3. 名古屋大学 客員教授 佐藤宣之様【コロナ禍で会食が許されない今、日本酒を考える】

手ぬぐい講座

第一講目は、株式会社かまわぬ専務取締役 高橋基朗様による【手ぬぐい講座】でした。

正直、手ぬぐいを使った機会が今までになかったのですが講義が終わってからすぐに高橋様のお店「かまわぬ」に足を運びたくなるほど手ぬぐいに魅了されたお時間でした。

まず手ぬぐいは

  • ・使えば使うほど糸が出てきて使いやすくなる→愛着が湧いて自分だけの使い道が出てくる。
  • ・端が切りっぱなしになっているのは通気性に着目されているから
    →洗濯機がなかった時代に絞って干すだけなので合理性が良く、ほこりや汚れがたまらないので衛生的に良いとされる
  • ・破れやすい
    →どんなものにでも加工しやすい(けがをしたときなど。災害時にも〇)

という特徴があります。 

そして様々な工程を通して、昔から作成製法を変えずに職人の方が手で丁寧に作り上げている手ぬぐいも歴史と奥深さを知りました。

そんな伝統的な手ぬぐいですが、幅広い使い道で発信されています。

もともとは名前の通り、「拭く」ものとして誕生しましたが、「包む」「飾る」「アクセサリー」として使うことが出来ます。

また手ぬぐいを世界に発信する為に、「パリの展示会にデンマークの方がデザインされた手ぬぐいをスカーフとしてアレンジした」こともあるそうです。

変わらない伝統の中で、用途によって幅広く変化できる柔軟性が手ぬぐいの魅力、強みであると感じます。

 

〜道〜について

第2講目は、2016 Miss SAKE Japanとして活躍されていた田中沙百合様より【道】についてお話を頂きました。 

「勝っても負けても常に相手に敬意を払う」「生きるか死ぬかの競技で勝ち続けなければならない」このような3歳から続けている剣道を通じて培った田中様の外面、内面の強さに感銘を受けました。 

また剣道を始めとした日本伝統文化である武道は全てに【道】がついていてそれは

「礼に重んじてその道を歩むこと」「日本人の繊細さ、礼儀正しさ」も表れであり、今回のお話とともに日本文化の美しさを更に実感致しました。

特に印象に残った事は二つございます。

一つ目は「みんな絶対に何か武器があるから、何が足りないか自問自答を続けること」というお言葉です。

私はファイナリストに選出されてから自分の強みと自分にしかできないことをずっと探し続けてきて現在も大きな悩みとなっていた為、ものすごく気持ちが軽くなりました。

二つ目は、「自分自身を褒めること。自分の価値は想像以上に高いこと」です。

田中様はお水を飲む時に自分を花だと思って飲んだり、そのような小さい言動全て褒める事を大切にしていらっしゃるそうです。

モチベーションを保つ為にもものすごく大切な事で、また自分が自分を好きでないと誰も好きになってくれないと実感しました。

また、ご講義の中では私たちファイナリストに何度も「選ばれただけですごい」「Miss SAKEになってくれてありがとう」と言って下さり、田中様の強さ、優しさ、暖かさに何度も胸が熱くなりました。

 

コロナ禍で会食が許されない今、日本酒を考える

第3講目は、佐藤宣之様より【コロナ禍で会食が許されない今、日本酒を考える】についてお話を頂きました。

現在、コロナ渦で会食が許されないことはもちろん酒類の提供も制限されているほどですが、この状況は日本酒の在り方、また私たちミス酒にできる事を見直すきっかけであると感じました。

コロナ渦で日本酒の売れ行きが悪くなっていると感じてしまいがちですが、それ以前に日本酒は「絶滅危惧種になりかねない」という状況です。

 まず、日本酒は、

  • もともと家で飲むようなものでないから高い→接待や頂きものだけで個人で飲むことはなかった
  • 顧客にむいた仕事をしていない
  • 高いので若者が買うことができない→若者の日本酒離れ

という問題がございます。

このように一般的に広がることができない、狭い世界だけで流通するプロセスになっているため、「売り方」「顧客」から見直す事が大切です。

また、私がMiss SAKEになったきっかけの一つでもある「世代問わず日本酒を好きになってもらいたい」という思いは本質を見ることができていないと気付く事ができました。

また佐藤様は「日本食レストランはお堅すぎて敷居が高い」ことや、日本は日本酒だけでなく料理に対しても見直すべきだとおっしゃっていました。

実際に私も高級な日本食レストラン、また日本食に限らずフレンチなど高級なお店に足を運ぶ時に少し緊張をしてしまします。私はこの「敷居の高さ」が特別感や贅沢な気分を味わえる為の物だと認識していました。

ですが高校生の頃、卒業旅行で友人と二人でフランス本場の高級フレンチに足を運んだ事を思い出しました。入る前は外観に圧倒され、また言語もままならない高校生二人だったのでものすごく緊張していました。そんな中スタッフの方が簡単な英語でお話してくれてまたジョークなどを交えて緊張をほぐしてくれたことを思い出しました。

日本はお店本意になっていることが多く、「顧客本位」「顧客を楽しませること」が大切ということを忘れていると感じました。 

お話で印象的だったことは、海外での日本酒の扱いについてです。

海外に送っても、消費者ではなく流通している方が扱いを分かっていないことが多く、到着した頃には品質が下がっていることが多いそうです。また、お店でも直射日光の下で保管されて変色していたり、衝撃的な現実を私たちミス酒が知らなかった事を反省しました。

繊細で美しい日本酒を守る為、日本酒の魅力を世界中の方に知ってもらう為にこの現実を変える責任があると感じます。 今後日本酒はもちろん、すべての本質に目を向け活動して参ります。

高橋様、田中様、佐藤様
貴重なお時間と素晴らしいお話誠にありがとうございました。

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