皆さま、こんにちは。
2023 Miss SAKE 静岡 古橋花菜です。
静岡県静岡市清水区にある創業明治14年(1881年)の英君酒造様にご訪問させていただきました。
今回は、清水にある久保山酒店様主催の「〜日本酒をもっと知りたい!蔵元見学〜」に参加させていただきました。
県内の飲食店の皆様と共に、酒蔵の中を見学して参りました。
この時期の蔵見学は、初めてなのでワクワクとした気持ちで伺ってまいりました!
蔵の中をご案内してくださったのは、英君酒造株式会社 代表取締役の望月裕祐様(写真右)、営業部の斎藤彰様(写真左)です。
銘柄「英君」の由来は、明治時代に英でた君主「徳川慶喜公」にあやかり名付けられたそうです。
英君酒造様の酒造りは、9月に始まります。例年3月末に終了しGWには瓶詰めまで終了します。
純米酒、純米吟醸酒が製造の8割以上を占めております。主に静岡酵母を使用しており、多様なお米を取り扱う中でも静岡の酒造好適米「誉富士」を1番多く使用しているそうです。
アジアを中心に海外にも8カ国以上に輸出をしています。今年から新たに輸出を始める国もあるということで、国内外で注目を集めております。
元々は現在の蔵から300mほど離れた場所に本家があったそうで、現在の蔵は分家だったそうです。そのため、中二階から三階まで入り組んだ構造になっています。
まず、洗米では5kgずつ2度に分けて丁寧にお米を洗い浸漬工程に移ります。
蒸した後のお米は、すべて手掘りで掘り起こされます。
手掘りに1時間以上かけることもあり、体力を使います。しかし、ここに蔵人たちの美肌の秘訣もあるのだそうです!
釜の底にはプラスチックでできた「ダミー米」を入れて水分量を一定にするのだそうです。
次に見せていただいたのは、冷却機です。この冷却機は仕込み水も冷やすことができるそうです。
麹室は、3つに分かれております。
初日の部屋、2日目の部屋、3日目の部屋と徐々に温度・湿度が高くなります。
麹室の隣にあるのは、分析室です。ここでは様々な機械を取り入れて酸やアミノ酸、日本酒度などを誰が測っても同じになるようにして分析しているとのことです。
タンクを上から見た様子。
令和誉富士を使用し、10日以上経った状態のものを上から覗きました。
大変良い香りが漂います。
タンクを下から見た様子。
温度は、黒いタンクに巻かれたジャケットに冷水を流すことで調節します。
上槽は、温度管理が徹底された部屋で最新型のヤブタを使用して行われます。
醪にクセを付けず、良い状態を保つために空気を浄化する機械を設置する等、衛生的な環境を徹底しているそうです。
瓶詰め後、自動キャッパーですべて自動でキャップされ、その日のうちに冷蔵庫へ入れられます。
見学の後は、試飲をさせていただきました。
安定の人気を誇る「紫の英君 純米吟醸 無濾過生原酒(山田錦)」「緑の英君 純米吟醸 無濾過生原酒(五百万石)」に加え、全5種類の試飲をさせてただきました。
令和誉富士使用の「英君 特別純米 誉富士 槽口詰生(限定酒)」は、お米の旨みとフルーティ感を残しながらも、静岡吟醸型のキレのある後味を楽しむことができかなり飲みやすく美味しいです。まだ飲まれたことがない方はぜひトライしてみてください。
また、日本酒を普段飲まれない方でも挑戦しやすいのが爽やかなラベルの「英君 Lucky White」です。ほのかな甘味と酸味がクセになります。
いちごミルクのようなピンク色をした「英君 miss Cherry」は、日本酒が苦手という女性にも挑戦してもらいたい1本です。もちろん着色料は使われておりません。シュワシュワっとした微炭酸で、ほんのり甘酸っぱくにごり酒です。可愛いラベルとネーミングのこちらのお酒を見つけたら、ぜひ手に取ってみてくださいね。
毎年設備投資をして新しい設備を取り入れているのだそうです。設備の改善だけでなく、新しいことへの挑戦を拒まずに新しいこと・面白いことをどんどんやってみるという姿勢に非常に感動しました。
「お酒が美味しければ良いだけではなく、ストーリーが大切。ラベルのデザインやキャップの色まですべてにこだわりを持って造っている。」のだそうです。
「英君」の美味しさの秘密は、こういった常に前向きな姿勢が味に表れているところにあるのではないでしょうか。
英君酒造様、久保山酒店スタッフの皆様、今回は貴重な機会をいただきまして誠にありがとうございました。
【2023 Miss SAKE 静岡 古橋花菜】
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