皆さま、こんにちは。
2023 Miss SAKE 準グランプリ 齋藤ひかりです。
金木犀の芳香が漂う頃となった10月25日、令和5年度「木更津産米」食味分析コンクールの最終審査および表彰式に参加してまいりました。
「木更津産米」食味分析コンクール概要
また、木更津市では令和元年度より「学校給食提供にむけた有機米プロジェクト」を開始し、市内で生産されたお米の消費拡大や食育の推進にも力を入れています。
<審査の流れ>
一次審査:出品されたすべての検体を対象に、食味分析計を使って玄米を数値分析します。
最終審査:それぞれの特性に合わせて搗精(玄米を白くすること)され、同一の基準・条件のもと炊飯されたお米の食味官能審査を行います。審査では、お米の①外観(色・ツヤ)、②香り、③粘り、④食感(硬さ)、⑤食味の5項目で評価し、審査員は美味しいと感じた3検体を選んで投票します。
令和5年度「木更津産米」食味分析コンクール
開会式では、実行委員会会長である木更津市長の渡辺芳邦様より、木更津産のお米をより多くの方に知っていただき、ブランド化することで生産者の方々のさらなる技術向上を支援したい、という情熱的なご挨拶がございました。
4回目の開催となった今年度のコンクールには、木更津市内から過去最多の計129検体のお米が出品されました。そのうち、一次審査にて点数が上位だった15検体が最終審査に進みました。
この度、僭越ながら私も一般審査員の一人として最終審査の食味鑑定に参加させていただきました。生まれてから今までたくさんのお米を頂いてきましたが、複数のお米を同時に試食して比較する経験は初めてだったため、開始前は期待と不安が入り混じっていました。しかし、ひとつふたつと試食を進めていくうちに、味わう前の段階でお米の粒感や香りに確かな違いを感じることができ、それぞれの個性的な味わいに感動しました。
また、審査後の表彰式では表彰のお手伝いをさせていただきました。
今年度の最優秀賞に輝いたのは、中郷地区 杉山美恵子様のコシヒカリ(有機)です。
最終審査の全体の結果につきましては、木更津市のホームページをご覧ください。
木更津市公式ホームページ:(https://www.city.kisarazu.lg.jp/eventcalendar/keizai/nourin/1007346.html )
講評では、米・食味鑑定士であり自身もお米の生産者である今関喜明様が、今年の夏の厳しい気候条件に触れ、その環境の中でも生産者が向上させたお米の品質に感心し、それぞれの成果を高く評価していました。
今年の夏は平均気温が1898年以降で夏として最も高くなり、千葉県を含む太平洋側の地域の降水量は例年に比べて少ない傾向にありました。一方で、台風13号による影響により、9月上旬に大雨に見舞われるなど、生産者の皆様にとって大変な夏だったと言えます。私たちが日頃頂いているお米の味や品質は、お米の生産者の努力と情熱に支えられていることを改めて実感いたしました。
昼食には、JA木更津女性部の皆様手作りの太巻き寿司弁当(木更津産米使用)と豚汁をいただきました。
ご関係者の皆様、この度はこのような素晴らしいコンクールに一般審査員として参加させていただき、誠にありがとうございました。また、Miss SAKE 千葉県代表として県内で生産されているお米についてもっと深く知る機会を頂けたこと、心よりお礼申し上げます。
上位15名に選出された生産者の皆様、この度は誠におめでとうございます。
2023 Miss SAKE 準グランプリ 齋藤ひかり