皆様こんにちは!
2024 Miss SAKE 京都の津田朋佳です。
京都市役所前駅前のQUESTIONにて「生理痛疑似体験+プレ京都保健室」が開催されました。
このイベントは、最新のVR体験デバイスを使って生理痛を疑似体験し、女性特有の症状への理解を深め、共感の輪を広げることを目的としています。主催は一般社団法人ラブテリ様。女性活躍の推進に向けた取り組みの一環として開催されました。
私たちMiss SAKEも、日本酒や日本文化の魅力を発信するだけでなく、1人の女性として自立し、活躍できる未来を目指したいという想いで、このイベントに協力させていただきました。日本の女性が自分らしくキャリアを選び、よりいきいきと活躍できる社会をつくることは、私たちにとっても大切なテーマです。
今回のイベントには、京都を代表する企業の経営層の方々や行政関係者の皆様が参加されました。そして、私たちMiss SAKE(2024 Miss SAKE JAPAN 南侑里、2024 Miss SAKE 茨城 井上綿乃、2024 Miss SAKE 京都 津田朋佳)に加え、実際に生理痛疑似体験をされた月の桂 代表取締役社長 増田醇一様、2024 Mr. SAKE JAPAN 上山賢司様という日本酒に携わる5名で、本イベントの感想や女性活躍について対談を行いました。
ここでは、当日の座談会での内容をもとに、話の流れを整理しながらお届けします。
【体験して感じたこと】
上山
生理痛疑似体験では、体の奥からくる鈍痛を実感しました。どこが痛いのかよくわからない感覚で、これは本当に気持ちが落ち込みやすくなるなと感じました。
南
生理痛は「痒い」という感覚と違って、直接的に対処できないのがつらい点です。薬を使ったりピルを服用する選択肢もありますが、それでも完全には解消できませんし、薬が効かなくなったり副作用が出たりすることもあります。
井上
痛みの感じ方には個人差がありますよね。痛みの強さや頻度、そして効果的な薬の種類も人それぞれなので、一概に解決策があるわけでは無いんですよね。
増田
「これさえ飲めば大丈夫」といった万能な薬がないのも難しそうですね。
上山
痛みを体験する前と後では、理解の仕方が全然違うと感じました。これまで頭では大変だと思っていましたが、実際に体験してみて痛みの強さがよくわかりました。
津田
今回体験してもらったのは、鈍痛に近いものでしたが、生理痛にはそれだけでなく、ぎゅーっと絞られるような痛みや、さまざまな痛みが伴います。女性は毎月、この痛みと向き合いながら生活しています。
南
今回体験した強い痛みでも、実際にはもっと強い痛みを感じる女性が多いという話を聞きました。アンケートでも、8割以上の女性が「強」よりももっと痛い時があると答えているそうです。
井上
しかもその痛みは、毎月、そして約40年続くこともありますから、長い間耐えるのは大変です。
【今後の取り組みと社会の変化に向けて】
南
生理痛やPMS(生理前症候群)によって、元気に過ごせる期間は1週間ほどしかないという女性もいます。普段から生理に影響されていることを男性はなかなか理解していないかもしれません。
増田
そう考えると、女性のほとんどが元気に過ごせる期間がないんですね。この状況が男性にも理解されるべきですね。
上山
痛みのレベルを可視化できると、上司や周りの人も配慮しやすくなると思います。例えば、痛みの強さを指標化できれば、理解が深まり、社会がもっと配慮しやすくなると思います。
南
今回の体験を社内で共有することで、「理解してもらえている」と感じられる空間が生まれるので、女性も話しやすくなると思います。
【生理について話しやすくするために】
津田
こういった話題を男女が一緒に話せる機会は普段なかなかないので、今回のようなイベントはとても良いきっかけだったと思います。
増田
男性が実際に体験して、その体験を共有することによって、女性も言いやすくなりますよね。
上山
このような話は普段なかなかしないことなので、小学生の保健体育の授業などで生理について教える際に、疑似体験を取り入れることが大切だと思います。そうすることで、未来の社会がより理解しやすくなるのではないかと考えています。
井上
女性の中にも、話したくないという人がいますから、男性が体験を通じて得た感想を共有することで、より話しやすい環境が整うと思います。
◇まとめ
男女ともに社会進出が進んでいる一方で、身体には違いがありその理解が進んでいないことが昨今の課題です。今回のイベントや座談会を通して、生理痛のような目に見えない症状を理解し合うためには、今回のようなイベントを通じて知る機会を増やすことが大切だと実感しました。そして、こうした体験を社内で共有することで、女性が安心して話しやすい空間を作ることができ、それが女性の働きやすさや活躍にも繋がると考えます。
また、健康で過ごすことは、仕事や日々の生活の充実に繋がるだけでなく、日本酒を楽しむような豊かな時間を持つことにも繋がります。これからも、こうした対話を通じて、健康や働き方について考える機会を作っていけたらと思います。
今回の座談会では、生理痛疑似体験に焦点を当てましたが、「京都保健室」では、幅広い健康チェックを受けることができます。 体組成・ヘモグロビン値(貧血)・骨密度などを測定し、特別な資格を持つカウンセラーから、疾患予防や妊娠前の健康管理について具体的なアドバイスを受けられます。このような機会を通じて、自分の体と向き合い、今後のキャリアやライフプランを考えるきっかけにもなるのではないでしょうか。
次回は2025年秋に開催予定です。 女性がよりいきいきと活躍できる社会に向けて、Miss SAKEとしても、一人の女性としても、少しでも貢献できるよう努めてまいります。
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