皆様、こんにちは。
2022 Miss SAKE準グランプリ 川上千晶です。
爽やかな秋晴れが広がる10月下旬、長野県軽井沢町にて行われました稲刈りに、2022 Miss SAKE 磯部里紗さん、2022 Miss SAKE 長野 髙木友葉さんと参加させて頂きましたのでご報告致します。
日時:2022年10月26日(水)
場所:長野県軽井沢町
主催:株式会社関東甲信クボタ様、戸塚酒造株式会社様
この度稲刈り体験にご招待を頂きました関東甲信クボタ様は、日頃よりMiss SAKEの活動にご賛同下さり、ナデシコプログラムの際にも田植えという貴重な体験をさせて頂きました。
(その際の記事はこちらのブログをご覧ください)
日本酒作りの命とも言われる、お米。
その根幹となるお米作りに田植えから携わらせて頂き、今回はその収穫にも参加させて頂けることに、Miss SAKEとして感謝の気持ちでいっぱいです。
地産地消の米作り
今回稲刈りをさせて頂いたのは、雄大な浅間山が見下ろす長野県軽井沢町の圃場です。
こちらは以前はお米作りには適さない土地だったそうですが、軽井沢町や地元の方々、そしてクボタ様のご協力の下、耕作に適した水田として生まれ変わったそうです。
一面に広がる黄金色の田圃に思わず感嘆の声が上がりました。
ナデシコプログラムの際にも、田植えだけでなく、お米の成り立ちや水田の果たす役割についてのご講義も賜りました。
その際水田は土砂を受け止め土砂崩れを防いだり、水の流れを緩やかにするダムの役割を担ったり、夏は気温の上昇を防ぎ、周囲の生き物を育み、自然の景観を保つ役割を担っていることを学ばせて頂きました。
今回収穫させて頂くのは、「つきあかり」という食米で、粒が大きく程よい甘味が魅力の品種。こちらのお米は収穫後、地元の学校給食に使われるそうです。
まさに地産地消のお米作りをされていらっしゃることに感銘を受けながら、いざ!稲刈り体験です。
鎌で一束づつ根本から狩っていきます。
今回は一つの田んぼの四隅を狩らせて頂きました。
何故四隅なのかというと、四隅を狩ることでその部分が農作業用のコンバイン等、機械の入り口になるとのこと。
初めは恐る恐るでしたが次第にコツを掴み、最後には三人とも夢中で稲を狩り、無事四隅を綺麗に狩ることが出来ました。
田植えの際にも感じたことですが、中腰での作業は長時間続けるにはかなりの重労働に感じ、手作業で全ての農作業をしていた時代の大変さに思いを馳せました。
今日美味しくお米を頂けるのも、先人の方々の努力や工夫の末にあるのだということを稲刈りを通じて改めて感じました。
またお隣の田んぼで作られた酒米「美山錦」も見学させて頂きました。
酒米の特徴は、食米に比べて
- タンパク質が少ない「心白」が大きい
- 食米より粒が大きく割れにくい
- が特徴です。
実際に食米である「つきあかり」と酒米「美山錦」の粒を手のひらに載せて見比べてみるとその違いがよく分かりました。
「美山錦」の粒の方が大きく、白さが際立っていて、全体的にぷりっとしています。
この美山錦は収穫後戸塚酒造株式会社様によって美味しい日本酒に生まれ変わるそうです。
コンバインでの稲刈り体験
最後にはコンバインに乗り、機械での稲刈りという大変貴重な経験もさせて頂きました。
三人ともコンバインでの稲刈りは初めてです。
隣でご説明を受けながら、順番に試乗させて頂きました。
あっという間に勢いよく稲が狩られていく姿は圧巻でした!
コンバインには先端に爪のようなものが付いており、酒米等普通の食米に比べて重く、穂が下がっている稲の根元を起こして狩ることも出来るとのこと。
手作業では大変な稲刈りも、機械によってこれ程効率的に負担が少なく行うことが出来ることに、改めて感動しました。
最後に
田植え、稲刈りとお米作りの一端に携わらせて頂き、改めて農作業の大変さと先人の方々への感謝、そしてクボタ様の「スマート農業」の素晴らしさを実感致しました。
「スマート農業」とは、日本農業の課題である、
- 重労働からの開放
- 若者の農作業への参入
- 気象変動に強く持続可能な産業
を目指した、クボタ様の「自動化・無人化による超省力化と軽労化」の取り組みです。
お米作りは、まず田を耕すことから始まり、代かき、田植え、除草や害虫駆除、稲刈りとその全ての作業が重労働かつ人手が必要な作業です。
それらを自動化、無人化し、少子高齢化が進み担い手が減少している農産業を活性化し持続化を目指しているのがクボタ様の「スマート農業」です。
その象徴である「Agri Robo」を始め、クボタ様の詳しい製品のご紹介は是非こちらのページをご覧ください。
▼「Agri Robo」
Agri Robo(アグリロボ) – 農業ソリューション製品 – クボタ
今回体験させて頂いたことを一人でも多くの方に発信し、お米の素晴らしさ、農作業の未来について自分なりに考えを深め、これからも精進して参ります。
最後になりましたが、大変貴重な機会を賜りました、関東甲信クボタ様、戸塚酒造株式会社様、関係者の皆様、本当にありがとうございました。
2022 Miss SAKE 準グランプリ 川上千晶