皆様こんにちは。
2020 Miss SAKE 長野 横田真理華です。
この度、11月29日(火)に上諏訪温泉 ホテル紅や様で開催された『SUWAーケーションモニターツアー交流会(第三部)』に、私が「諏訪の日本酒紹介」としてプレゼンター出演させて頂きました。
『SUWAーケーション』とは?
コロナ禍において注目され始めた働き方の一つに「ワーケーション」があります。
「ワーケーション(Workcation)」とは、「Work(仕事)」と「Vacation(休暇)」を組み合わせた造語で、「リゾート地や地方等の普段の職場とは異なる場所で働きながら休暇取得等を行う仕組み」を表します。
「信州リゾートテレワーク」のモデル地域にも指定されている私の地元、長野県諏訪市は、
御神渡りや諏訪湖上花火大会で知られる諏訪湖の他にも、その湖畔一帯に全国屈指の温泉郷(上諏訪温泉)がみられる観光都市です。
それだけではなく、かつては「東洋のスイス」とも呼ばれ、オルゴールや時計などの精密機械工業によって栄えてきた産業集積都市でもあるのです。
さらには、水や空気が綺麗な上に、特急あずさ・しなのの利用で首都圏・中京圏からも約2時間強という立地に位置し、都心からのアクセスにも便利な場所にあることから、ワーケーションを「新たな旅のスタイル」と位置付け、21年10月、観光庁が進める「企業と地域によるモデル事業」の採択を受けられ、『SUWAーケーション』として諏訪市ワケーションモデル事業が開始されました。
SUWAーケーション 紹介動画
参考:
https://www.jtbbwt.com/business/trend/detail/id=2222
https://shinshu-resorttelework.com/
https://www.suwakanko.jp/resortwork/
ツアー参加者様の宿泊先で、この度出演させて頂いた「交流会」の会場となった『上諏訪温泉 ホテル紅や』様も諏訪湖のダイナミックな景色を眺望出来る上、会議やセミナー、ビジネス合宿などにも利用が可能であり、さらには、諏訪の地酒や食材を堪能することが出来るといった、まさに『SUWAーケーション』として最適な場所でした。
今回は2泊3日というスケジュールの中で、経営者層向けにモニターツアーが行われました。
内容としましては、「下諏訪宿本陣岩波家」様にて中山道随一の名庭園の鑑賞や朝活プログラムとして諏訪湖サイクリング、諏訪圏のものづくりを支える企業様への視察、「お寺ワーク」として60分の説法の傾聴及び瞑想に取り組まれたようです。
私が出演させて頂いた二日目には、諏訪市の工業を担う企業様のプレゼン、また、ツアーご参加者様による地域創生への取り組みを含めた企業や団体様の紹介などを通して、事業や団体の垣根を越えた出会いと収穫があったと伺いました。
そして、働きながらリフレッシュするためには「食」も大切な要素です。
ツアーご参加者様同士の「縁」をさらに深め、「Vacation(休暇)」の部分として、さらに心を解きほぐしてくれたのが、交流会の席でもてなされた『諏訪の地酒と食材』であったのではないかと思います。
私はこの度、諏訪五蔵(真澄・本金・横笛・麗人・舞姫※ご紹介順)様の日本酒について4蔵様の日本酒をご紹介させて頂くお役目を頂戴致しました。
本金酒造様が初の試みで造られた、低アルコールの「smooth!純米生原酒」。
伊東酒造様のワインのボジョレーヌーボー解禁日と同じ11月の第三週目に合わせて毎年出されている「横笛 吟醸生原酒 初つくり」。
気温が高くて造りにご苦労されたという麗人酒造様の「初しぼり 純米吟醸生原酒」。
最後に、株式会社舞姫様の、女性蔵人が“働く女性を癒したい”との想いで造られた「プリンセスタイム純米吟醸ブルーボトル」について、実際に杜氏様から伺ったお声なども織り混ぜ、その魅力をお話をさせて頂きました。
この度の交流会は、私にとって「感謝が溢れる時間」となりました。
今から約7年前、私は地元 諏訪市の企業で広報として働かせて頂いておりました。
地元企業様、味噌・酒・醤油蔵、温泉施設様など、のべ30カ所以上を取材させて頂き、
それまでは近すぎて気付くことが出来なかった「諏訪、長野、そして日本の魅力を国内外に発信したい!」と強く思うようになり、その後、本金酒造様で杜氏とそのご家族の真摯に日本酒を造るお姿に感銘を受け、4年間という歳月をかけてMiss SAKEを目指すことを決意致しました。
しかし、やっとの想いで2020年 Miss SAKE 長野に拝命頂いた年は、まさにコロナ禍。
出演依頼を頂いた、リアルイベントはほぼ中止となり、オンラインでの活動が主となりました。
そのような悔しさを抱えていた中で、私のかねてからの想いを知る諏訪市役所のご担当者様から、拝命から2年が経った今になっても、この度の機会を頂戴することが出来ました。
交流会にご参加頂いた皆様が、大きく頷きながら私の声に耳を傾けて下さる度に、「やっと、やっと、諏訪の魅力をお伝えすることが出来ている。」そのような気持ちが溢れました。
さらに交流会の終了後には、「想いが伝わるスピーチでしたよ。諏訪は本当に良いところだよね。」「諏訪のお酒は、“飲むもの”じゃないね。じっくり味わって“愉しむ”ものだね。いやー、本当に旨かった!!!ありがとう。」などのお言葉を多くの方から満面の笑みと共に頂き、万感の想いに駆られました。
対面イベントだからこそ経験させて頂けた一期一会の瞬間に、「6年前に、Miss SAKEを目指すと決意して、本当に良かった。」心から、そう思いました。
来年、年が明けるとすぐに「2023 Miss SAKE 長野大会」が、信州善光寺様にて開催されます。出場資格があり、挑戦を迷われている方がいらっしゃったら、一歩踏み出されることを声を大にしてお勧め致します。
望む結果では無いかも知れません。
当時の私は、日本一以外の順位は考えていませんでした。
しかし、6人/2,000人まで残り、2020 Miss SAKE 長野代表として「地域活動貢献賞」を頂き、拠点が長野県となったからこそ、出来た経験、そして出逢えた方が本当に沢山いらっしゃいます。
「頑張った分、本気で挑んだ分、必ず自分にとっての最善の形で報われる。」
この度の出演を通し、改めてそのように感じました。
最後に、かねてより、Miss SAKE 長野としてお目にかかれる事を心待ちにしておりました、宮坂醸造株式会社 代表取締役社長の宮坂直孝様による、乾杯の音頭(3回)をご紹介させて頂きます。
「一回目の乾杯は、諏訪で頑張っている諏訪の酒蔵に、乾杯。(小さい声で)」
「二回目の乾杯は、世界平和と日本がもう一度世界へ羽ばたける国となるように、乾杯(中くらいの声で)
「最後は、ここに出逢った皆様の健康と更なる発展を祈願して、乾杯!!(大きな声で)」
諏訪で頑張る酒蔵様がいて下さった事で私の人生がこんなにも花開き、穏やかな日常があることで、夢や目標に向かって学ぶことができ、会場の皆様の温かさに触れ、私の方が感動を頂きました。
私にとっての「乾杯」とは、『感謝』です。
これからも、決して自分だけで生きられているのでは無いということ。
出演当日だけではなく、ステージに立たせて頂くまで、そしてその後も、本当に多くの方々に支えられて2020 Miss SAKE 長野代表としての活動をさせて頂けているということを再度自覚し、感謝を忘れずに精進して参ります。
重ねてになりますが、2020 Miss SAKE 長野代表としての任期が満了している現在に、こうして活動させて頂けましたことを、この度お世話になりましたご関係者の皆様に、心より深く感謝申し上げます。
素敵な経験をさせて頂き、本当にありがとうございました。
今後も、地域の皆様や日本酒業界そして一般社団法人ミス日本酒に貢献できますよう、前進して参ります