Miss SAKE News/Blog

令和7年度「木更津産米」食味分析コンクールに出席させていただきました – 2025 Miss SAKE Japan 館農知里

皆さま、こんにちは。2025 Miss SAKE Japan 館農知里です。
10月23日(木)、木更津市農業協同組合(千葉県木更津市)にて開催された「令和7年度『木更津産米』食味分析コンクール」に一般審査員として参加させていただきました。


「『木更津産米』食味分析コンクール」について

木更津市では、地域の生産者が育てたお米の品質向上とブランド化を目指し、令和2年度から「木更津産米食味分析コンクール」を毎年開催しています。今年度は、全176検体を対象に食味分析計による一次審査を実施し、その中から15検体が最終審査へと進みました。最終審査では、米・食味鑑定士および一般審査員あわせて15名による食味官能審査が行われ、「最優秀賞」をはじめとする各賞が決定されました。

最終審査には、「コシヒカリ」「ゆうだい21」「ミルキークイーン」「粒すけ」「ふさおとめ」の5品種がノミネートされ、その中には「学校給食米」として使用されている3品種も含まれました。審査員は「外観」「香り」「味」「粘り」「硬さ」の5項目について評価し、特に美味しいと感じた3検体を選び投票を行いました。

木更津市では、「オーガニックなまちづくり条例」に基づいて、環境にやさしい農業や地産地消、食育の推進に取り組んでいます。農薬や化学肥料を使用せずに栽培した「きさらづ学校給食米®」を市内全小中学校へ提供するなど、持続可能な地域農業の発展に特に力を注がれています。本コンクールは、木更津産米の魅力を全国へ発信するとともに、未来の世代へと受け継がれる「美味しいお米づくり」を推進する重要な取り組みとなっています。


生産者への敬意を胸に、最終審査へ

コンクールの冒頭では、木更津市長 渡辺芳邦氏より、開会のご挨拶がありました。今年は例年に勝る酷暑の中での米づくりとなったことから、生産者の皆さまへの感謝と労いの言葉、そしてこれからの米作りへの期待が述べられました。

その後審査員席へと移動し、約30分をかけて15検体の試食審査が行われました。今回は、米・食味鑑定士2名と一般審査員13名により審査が実施されました。米・食味鑑定士には、石川善雄氏と今関喜明氏がご参加されました。また一般審査員には、企業関係者や木更津市民の方々の他に、木更津東高校から木更津市在住の学生さん2名も参加されました。

審査では、それぞれの米の「個性」や「違い」を明確に感じました。しかしながらどの検体も、香り・食感・旨みのいずれにおいても完成度が高く、わずかな差から順位を付けることが非常に難しかったです。一粒一粒に込められた生産者の情熱を感じつつ、時間の許す限り五感を研ぎ澄ませて真剣に味わい、慎重に評価を重ねました。審査会場では、審査員席の正面に出品農家の皆様が着席され、審査風景を見守られておりました。生産者の顔を間近に感じながらの審査は、審査員としての自覚や緊張感とともに、米づくりへの敬意と感謝を深める貴重な機会となりました。


木更津産の恵みと人の温もり

昼食では、JA木更津女性部の皆様が用意してくださった、木更津産「にじのきらめき」を使用した太巻き寿司弁当と豚汁をいただきました。ふっくらと粒立ったお米の旨みと、手作りならではの優しい味わいが心に沁みわたりました。また食事の後は、会場に隣接するファーマーズマーケット「JA木更津市 生活館」を訪問いたしました。店内には、地元・木更津産の新鮮な農産物をはじめ、惣菜や調味料などが豊富に並び、地域の方々と肩を並べて買い物を楽しむひとときとなりました。


努力と情熱が実を結ぶ表彰式

午前中の審査結果をもとに、午後からは表彰式が執り行われました。私もMiss SAKEとして、表彰式における介添人を務めさせていただきました。

今年度の最優秀賞には、中郷地区で「ゆうだい21」を生産されている粕谷悦次氏が選ばれました。受賞の瞬間、驚きと喜びを噛みしめるその姿がとても印象的で、日々のたゆまぬ努力と米づくりへの情熱が実を結んだ瞬間に立ち会えたことを、心から嬉しく感じました。受賞された皆様に、心よりお祝いを申し上げます。

式の終盤には、米・食味鑑定士 今関喜明氏による講評が行われました。今関氏は、千葉県大網白里市の米農家でハーブ「ステビア」を活用した無農薬・無化学肥料「本腰米」を生産されています。地域における農政や食育事業にも積極的に取り組まれており、毎年歴代Miss SAKEが稲刈り体験に訪問させていただいております。

最後には、木更津市農業協同組合 石渡肇組合長が閉会の挨拶を述べられ、盛会のうちに幕を閉じました。


今回の「令和7年度『木更津産米』食味分析コンクール」を通して、木更津産米の持つ豊かな味わいとその魅力を深く味わうことができました。また、審査員として試食に向き合う中で、お米一粒一粒に込められた手間と愛情の尊さを改めて実感するとともに、木更津の地で真摯に米づくりに向き合う皆様の情熱に強く心を打たれました。

今後もMiss SAKEとして、これからも日本の米文化と地域農業の発展を心より応援いたします。
また、その価値を広く国内外へ、そして次世代へと発信してまいりたいと思います。

2025 Miss SAKE Japan 館農知里

関連記事

  1. 10月8日より9日間にわたり開催!世界最大のオンライン日本酒フェア2021

  2. 2019 Miss SAKE 準グランプリ・埼玉代表の冨田梨花が、日本酒フェア2…

  3. 令和4酒造年度全国新酒鑑評会金賞受賞企業への知事感謝状贈呈式に、Miss SAK…

  4. 名古屋・栄にある「天ぷらと日本酒 明日源」様にて開催された「東美濃の日本酒と愛知…

  5. 菊乃香酒造「菊乃香 銀座店 開店記念式」にMiss SAKEが参加させていただき…

  6. 〜伝統と革新〜第十四回目のナデシコプログラム 2024 Miss SAKE 兵庫…

2025 Miss SAKE Japan ファイナリスト
2024 Miss SAKE 最終選考会 Full Movie
2024 Miss SAKE 最終選考会 ダイジェスト
Miss SAKE 応募詳細はこちら

Miss SAKE出演・講演・取材依頼

Mrs SAKE

Mr SAKE

Mr SAKE

最近の記事
PAGE TOP
Translate »